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46年ぶり九州大会へ 名瀬中吹奏楽部 15人の小編成で全国目指す

九州大会に向け、練習に励む名瀬中吹奏楽部の部員ら=14日、鹿児島県奄美市名瀬

 第67回鹿児島県吹奏楽コンクール中学校A部門で金賞を受賞し、県代表に選ばれた奄美市の名瀬中学校吹奏楽部(南知亜紀顧問、部員15人)が、熊本県で20日に行われる九州大会に出場する。大舞台に小編成で挑む部員たちは「15人で奏でる名瀬中の音色を響かせたい」と期待を膨らませた。

 同校吹奏楽部が九州大会に出場するのは1976年以来、46年ぶり。部員たちは「全国大会出場」を目標に掲げ、昨年小編成で九州・全国の舞台を踏んだ同市の朝日中に続こうと練習に励んでいる。

 演奏するのは課題曲「ジェネシス」と自由曲「ドラゴンの年」。いずれも大編成用で、高い技術と表現力が求められる難曲だ。人数が少ない同部では、部員たちが複数の楽器を掛け持ちし、1人当たりの演奏パートを増やすことで足りない音を補っている。

 練習では、演奏を録音して互いに改善点を話し合ったり、「部活ノート」にそれぞれ良かった点や反省点を記録。南顧問は「どのように奏でたいのか意志を持って演奏することが大切。部員たちの技術は高いので、あとはもっと自信をつけてほしい。九州大会では小編成の魅力を多くの人に伝えられたら」と語る。

 46年ぶりの快挙にはOB会のメンバーらも歓喜。当時、九州・全国大会を経験した赤塚源四郎さん(59)=奄美市名瀬=は「すごくうれしい。本番は緊張すると思うが、練習の成果を出して伸び伸びと演奏してくれたら」と部員らに期待を寄せた。

 同校の三原秀樹校長(60)も実は元部員。76年に赤塚さんらと九州の舞台を踏んだ。母校で校長を務める傍ら同部の指導にも協力していたが、今年6月に病を患い現在は療養中。同部でサックスを担当する息子の千音さん(2年)は「吹奏楽に興味を持ったのは父の影響。九州大会出場を伝えたときは、涙して喜んでくれた。リハビリをする父へ応援の気持ちも込めて演奏したい」と話した。

 九州大会まで日数は残りわずか。14日、音楽室には互いに声を掛け合いながら、切磋琢磨(せっさたくま)する部員らの姿があった。副部長の小野璃莉奈さん(3年)は「新型コロナなど大変なこともあったが、皆で一生懸命練習してきた。悔いが残らないよう楽しみながら演奏し、15人で全国を目指したい」と意気込んだ。

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