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紀伊民報社

備長炭の魅力PR 製炭士の原さん

紀州備長炭の魅力や山づくりの重要性について話す県木炭協同組合代表理事の原正昭さん(奥右)ら=和歌山市で

 県木炭協同組合の代表理事で製炭士の原正昭さん(51)=和歌山県みなべ町清川=らが11日、和歌山市のイオンモール和歌山で、買い物客らに紀州備長炭の魅力や山づくりの重要性を訴えた。
 同組合と県、イオンモールが、備長炭の魅力のほか、原木林の循環利用を図る取り組みの重要性を多くの人に知ってもらおうと、4月に続き、「きて、みて、さわって、紀州備長炭」と題し企画。この日は3回に分けてイベントを開き、小学生の親子連れ計53組が参加した。
 「紀州備長炭のふしぎ」をテーマにしたトークショーでは、原さんと県林業振興課林業担い手班班長の大澤一岳さんが語った。  多孔質で吸着性が強いなどの特徴がある炭は燃料だけでなく、消臭や水の浄化、土壌改良などさまさまな用途で利用されていることを紹介。さらに原木林を適切に伐採する「択伐(たくばつ)」により森の環境が維持されており、それを継続することの重要性を訴えた。江戸時代から続く原木林の循環利用は、まさにSDGs(持続可能な開発目標)の環境への取り組みに通じるものであることを強調した。
 ワークショップでは参加者が、同班の福永潮さんに教わり、備長炭を使って炭電池を作った。炭を塩水に浸したキッチンペーパーとアルミホイルで覆い、アルミが溶けて発電することで、電線でつないだモーターのプロペラが回る仕組み。全組が成功し、子どもたちは大喜びしていた。
 参加者は、備長炭の原木であるウバメガシの苗木もプレゼントされ、完成した炭電池と一緒に持ち帰った。
 会場では、山づくりをはじめ、炭の焼き方などを紹介するパネル展もあった。
 原さんは「参加者は熱心に聞いてくれていた。苗木のプレゼントも喜んでくれ、植えるのを楽しみにする人もいた。もっと山づくりについて知りたいという人がいれば、ぜひみなべに来てもらいたい」と話していた。

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