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忘勿石之碑 慰霊祭の継承が課題 「語り部育成し記憶つなぐ」

3年ぶりに開催された忘勿石之碑慰霊祭。戦争マラリアの記憶を次世代に継承していく活動は続く=15日午前、西表島南風見田海岸

 戦争体験者が年々減る中、竹富町内でも戦後生まれの町民が全体の9割を占めている。戦争マラリアの記憶を次世代にどう継承していくかが課題となっており、忘勿石之碑慰霊祭の開催もそのひとつだ。

 慰霊祭は、忘勿石之碑保存会が碑を建立した1992年から毎年8月15日に実施してきたが、会員の高齢化の進展に加え、平田一雄会長が2016年に死去したことで活動が停滞。台風で被害を受けた石碑の修復への動きと相まって記憶継承の必要性が叫ばれてきた。

 ところが、期成会メンバーも平均年齢70代と高齢化が進む。2020年の国勢調査で町人口3942人に対し、戦前・戦時中に産まれた人は400人余りと、全体の約1割しかいない。

 期成会は、波照間関係者だけでなく現組織の輪を広げ、西表東部地区の公民館の力も借りながら慰霊祭の開催や平和教育の機会を増やし、語り部を育成したい考え。

 慰霊碑を修復した期成会の内原勲会長(73)は「今、若い方に関心を持ってもらうための過渡期にきている。われわれがここで起きた史実を正しく引き継ぎ、平和教育や若手の語り部を育成し、記憶をつないでいきたい」と力を込めた。

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