モデルロケット発射に歓声 「能代宇宙イベント」一般公開にぎわう

さまざまな体験型コンテンツが用意され、にぎわいを見せた一般公開日(第3鉱さい堆積場で)
第18回能代宇宙イベントは14日、能代市浅内の第3鉱さい堆積場で一般公開を行った。一昨年、昨年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止しており、3年ぶりの実施。イベントに参加している大学などがローバー操縦やフィルムロケット体験などそれぞれの特色を生かした体験コーナーを設けたほか、決められた時間にハイブリッドロケットを打ち上げるロケットコンペティション、学生たちによるTシャツコンテストなども行われ、来場した住民たちが真夏の「宇宙の祭典」を楽しんだ。
一般公開日は、地元住民らにも会場へ足を運んでもらい、多彩な体験を通してイベントに理解を深め、宇宙への関心を深めてもらおうと設定している。
会場にはイベントに参加している大学などがブースを設け、それぞれが取り組むプロジェクトや日頃の研究成果を紹介。家族連れや宇宙ファンたちが次々と足を運んだ。
このうち、東北大FROM THE EARTHはペットボトルロケット教室を実施。参加した子どもたちはペットボトルを加工してロケットの形にし、完成後は発射台に設置して実際に打ち上げ。勢い良く飛ぶと子どもたちに笑顔が広がった。
また、愛知総合工科高校専攻科は宝探し体験を実施。GPS(全地球測位システム)を利用しながらフィールドに隠された宝を探す内容で、見つけた人には飛行機などのおもちゃがプレゼントされた。
このほかにも、ローバーの操縦やフィルムロケット体験、ハイブリッドロケットの機体展示などのコーナーもあり、来場者を楽しませていた。秋田市から家族と一緒に訪れた大石丈太郎ちゃん(4)は、ペットボトルロケット教室を楽しんだ。「初めてやったけれど、簡単に作って飛ばすことができてうれしかった」と話した。
また、横浜市の迫佳寿馬君(7)は三種町の母の実家に帰省中にイベントのことを知り、家族と共に来場し宝探しやローバーの操縦などを体験。「ローバーの操縦は少し難しかったけれど面白い。宝探しもすごく楽しかった」と笑顔を見せた。
モデルロケットの打ち上げが体験できるコーナーもあり、大勢の家族連れが挑戦。用意されたモデルロケットに思い思いに色を塗り、発射台に設置。秒読み後に点火し、空高く打ち上がると歓声が上がった。能代市松長布の伊藤怜さん(9)は「発射する時、最初の点火は飛ばなかったけれど、2回目はしっかり飛んでくれ、とても楽しかった」と声を弾ませた。
関連記事
激戦和歌山へ応援続々 石破首相ら党首クラス 参院選
参院選の公示から1週間。和歌山選挙区では1議席を巡る新顔7人の争いが、激しさを増している。全国に32ある「1人区」は、選挙戦全体の勝敗の鍵を握るとされる。和歌山には、各党のトップや幹部が各陣営...
豚丼全国へギフト開発 帯広物産協と会員2社
帯広物産協会が進める「100年豚丼プロジェクト」が新たな展開を見せている。全国に向け、豚丼の魅力を発信しようと、会員企業と連携し、ギフト用に本格的な豚丼セットを開発した。中元シーズンに合わせ売り...
プロゴルファー生源寺選手が母校・竜王中で講演 「向上心や探究心を大切に」..
赤崎小、竜王中出身のプロゴルファー、生源寺龍憲選手(27)が9日、同中で講演した。母校の後輩に当たる児童・生徒224人を前に、中学時代を振り返りながらプロ生活について語り、夢や目標に向かって意欲...
イガイ「エゲ」「イゲ」はうまい!! 豊富に採れる庄内浜 “夏限定”でないをアピ..
みそ汁にするとおいしい庄内浜の「イガイ」をアピールする取り組みが始まった。県漁協、県水産研究所、鶴岡市、磯見漁師、飲食店がタッグを組み消費拡大を目指す。 イガイは水深5~7メートルの岩に付...