リュウキュウアユ、楽しく学ぼう 宇検村で学習会

宇検村の河内川で生き物を観察する子どもたち=11日、鹿児島県宇検村湯湾
鹿児島県宇検村教育委員会が主催する、2022年度やけうちっ子環境学習の第3回「リュウキュウアユを観察しよう!」が11日、同村湯湾の元気の出る館などであった。村内の子どもたちや保護者ら約20人が参加。リュウキュウアユの特徴や生態について学び、河内川で水中の生き物を観察した。
「奄美・沖縄」の世界自然遺産登録を受け、村教委が昨年から実施。同村の子どもたちが奄美の自然に直接触れて学ぶ機会をつくろうと、年7回の講座を計画している。この日は鹿児島大学水産学部の久米元准教授(48)と県環境技術協会環境生物課主幹の米沢俊彦さん(52)が講師を務めた。
座学では、久米准教授がリュウキュウアユについて解説。一般的なアユに比べて▽体ががっちりしている▽うろこが粗い▽胸びれの筋の数が少ない-などの特徴を挙げ、奄美と沖縄のみに生息し川と海を行き来する生態についても説明した。
後半は河内川の中流で生き物を観察。子どもたちは水中メガネで川の中をのぞき、魚やエビなどを探した。野生のリュウキュウアユには出合えなかったが、米沢さんがボウズハゼ、ヌマエビ、モクズガニなど15種類ほどの生き物について、実物を見せながら紹介。子どもたちは興味津々な様子で説明に耳を傾け、川の生き物との触れ合いを楽しんだ。
村内の中学3年生女子(14)は「魚などの水中生物に興味がある。いろんな種類のハゼがいることを知り面白かった」と話した。同村の女児(5)は「カニと魚がいっぱいいた。楽しかった」と笑顔で話した。
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