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出羽三山「日本遺産」認定継続 重点支援地域に

 文化庁認定の「日本遺産」で、出羽三山地域をテーマにした「自然と信仰が息づく『生まれかわりの旅』~樹齢300年を超える杉並木につつまれた2446段の石段から始まる出羽三山~」が、認定継続とともに他地域のモデルとなる「重点支援地域」に選ばれた。関係者は「日本を代表する精神文化の聖地として、来訪者の増加に弾みをつけたい」と歓迎している。

 2016年度認定の19件について、実績報告と今後3年間の地域活性化計画に基づき、同庁の有識者委員会が審査し、結果を先月29日に公表した。認定継続16件で、うち3件が重点支援地域に選定された。残る3件は再審査となった。

 「生まれかわりの旅」は、江戸時代に広まった現在・過去・未来をそれぞれ表す出羽三山巡りが、時代を超えて伝えられていることにちなんだストーリー。鶴岡、庄内、西川の3市町をエリアに、県が代表して申請し、16年に県内初の日本遺産として認定された。

 審査では、観光ガイドの育成や体験プログラムの充実を通じ、コロナ禍以前の19年度の外国人観光客数が認定時の約3倍増となったことなどが評価された。重点支援地域選定により、文化庁補助事業の優先採択、補助率かさ上げなどの支援が受けられる。

 出羽三山神社の吉住登志喜参事は「国内で核となる、残すべき場所として認定継続され、重点支援地域に選ばれたものと受け止めている。これに応えられるよう最大限努力したい。日本遺産認定時よりもさらに気を引き締め、多くの人々の信仰のよりどころとして今後の100年、200年と歴史を刻めるようにしたい」と話している。県の担当者は「コロナ禍にあって、心の安らぎを得られる良さが評価されている。受け入れ環境整備にさらに磨きをかけていきたい」と話した。

日本遺産「生まれかわりの旅」が認定継続とともに、他のモデルとして重点支援地域に選ばれた。出羽三山神社の山伏修行「秋の峰」=2019年8月26日

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