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ヒロシマ原爆資料展が開幕  広島市と共催 被爆者遺品や写真など60点

77年前の8月、広島に投下された原爆の恐ろしさを伝えるヒロシマ原爆資料展が30日、苫小牧市文化交流センターで始まった。市非核平和都市条例の施行20周年の記念事業の一環で、市と広島市が共催。被爆者が使用していた品々や被害の様子を収めた写真など、広島平和記念資料館収蔵の資料約60点が並ぶ。入場無料で、8月21日まで。

原爆関連の資料について解説する滝川館長(左)

 当時3歳の男の子が原爆投下の瞬間まで遊んでいた三輪車のレプリカ、建物疎開の作業現場で被爆し、命を落とした男子生徒の学生服、幼いわが子を残し亡くなった女性が使っていた軍手などを紹介。1発の爆弾で破壊され尽くした広島のまちや重いやけどを負った人の写真、原爆の構造や威力を伝える解説パネルも展示している。

 広島の高校生が被爆者から聴き取って制作した原爆の絵や、市内の小中学生が平和への祈りを込めて作った折り鶴も陳列。原爆を題材とした絵本や写真集なども閲覧できる。

 この日、開幕セレモニーが行われ、岩倉博文市長は「一人でも多くの市民、特に若い世代に戦争の悲劇を肌で感じてもらい、恒久平和をどのように希求するかを考えるきっかけにしてほしい」とあいさつした。

 広島平和記念資料館の滝川卓男館長はウクライナを軍事侵攻するロシアが核兵器の使用を示唆している現状に触れ、「世界情勢は一層厳しさを増し、核の脅威は過去のものではない」と強調。「資料を見た人が、核兵器廃絶への思いを強くすることを願っている」と述べた。

 真剣なまなざしで展示に見入っていた、苫小牧美園小6年の蔵重壮次郎さんは「今まで戦争についてあまり知る機会がなかったけど(資料と見て)本当に恐ろしく、悲しいものだと感じた」と語った。

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