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宇部日報社

17年ぶりの石風呂体験

ドーム内に入る子どもら(上請川で)

 山口県宇部市川上校区の上請川地区にある石風呂で28日、17年ぶりの体験入浴会があり、地域住民20人が心地よい汗を流すとともに、校区に残る財産を再認識した。川上校区石風呂を保存する会(隅田龍雄会長)主催。石風呂は、明治時代の初期に、地区を取り仕切っていたという永山兵蔵さんが、住民らの健康づくりや親睦に向けて作ったとされる。大小の石材をドーム型に組み合わせたもので、幅、奥行きとも2・5メートル、高さ1・9メートル、入り口幅0・6メートル。内部は大人4、5人が入れるスペースがある。

 1995年に川上郷土史研究会、2000年にまちおこしグループIQ川上が体験入浴を開いたが、その後は途絶えており、地域の宝を生かしていこうと、5月に保存する会が発足。石風呂周辺の木々を切ったり、道をきれいにしたりして、体験会に備えた。この日は、保存する会のメンバーら10人が、約1時間、竹などを燃やして準備。参加者たちはござなどを敷き、約50~60度になったドーム内に入り、漂う熱気を肌で感じた。    隅田会長は「会としては今回が初めての実施で手探りの面もあった。今後は定期的に開催していき、ノウハウも引き継いで地域の財産を守っていきたい」と話した。

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