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長岡造園、まき販売を事業化へ 23日試験販売 伐採樹木を有効活用

苫小牧市新明町の長岡造園(長岡直人社長)は来年度、庭造りなどで剪定(せんてい)、伐採した樹木で作るまきの販売を本格化させる。一定の経費を掛けて処分していた廃材を有効活用する試みで、SDGs(持続可能な開発目標)達成に貢献したい考え。まきのニーズを探るため、23日午前9時から、同社が指定管理者を務める緑ケ丘公園金太郎の池(清水町)の駐車場で試験販売(雨天中止)する。

庭園造りなどで発生した廃材の有効活用を目指す長岡社長(手前)

 同社によると、庭園整備や緑化管理を請け負う中で剪定、伐採した樹木をすべて使用する方針。おの、なたで細かく砕く作業は閑散期の冬期間に行う。半年から1年ほどかけて乾燥させ、木の水分量を示す含水率を20%以下まで落とす。

 昨年度、まき製造に着手し、現時点で約8トン分を確保。剪定、伐採樹木はこれまで産業廃棄物扱いで、処理費用に年間約200万円を費やしていたが、同年度は約150万円まで削減できたという。

 事業化に当たり、長岡社長自らがキャンプ場でまきの需要を見極める利用者からの聴き取り調査を行ったり、まきの生産者に加工方法を学んだりしてきたという。

 6月中旬に金太郎の池で初めて実施した試験販売の第1弾は、数日前に同社のSNS(インターネット交流サイト)などで告知した程度だったが、1キロ100円の量り売りで約300キロ売れた。

 23日も販売価格は据え置き、キャンプのたき火などに適した長さ25~30センチを中心に1トンほど用意する予定。樹種はナラ、サクラ、ヤナギ、アカシアなど多彩で自由に選び、大きめの袋に詰め込んで購入できるようにする。

 将来的には業務で生じるすべての草木の処分費用をゼロにし、冬期間の新たな利益を生む事業に位置付けたい考え。長岡社長は「活用できるものは積極的に活用し、地球環境に優しい経営に努める」と決意を語る。

 問い合わせは同社 電話0144(55)2736。

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