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「待ちに待った」再開歓迎 国際線2年4カ月ぶり運航 新千歳

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、国際線定期便の運航ゼロが続いていた新千歳空港で17日、約2年4カ月ぶりに運航が再開した。韓国の航空大手・大韓航空による再開初便が同日午後、仁川(インチョン)から新千歳に到着し、韓国から帰省客やビジネス客ら56人が来道。空港を管理・運営する北海道エアポート(HAP)や道などの関係者が横断幕を掲げ、空港内は歓迎ムードに包まれた。

韓国から新千歳に到着した旅客を関係者が出迎えた=17日午後1時ごろ、新千歳空港

 新千歳の国際線はコロナ流行により、2020年3月25日のホノルル線を最後に、定期便の運航ゼロが続いていた。大韓航空の新千歳―仁川線は、「コロナ前」は1日2往復していたが、同9日から運休を続けていた。再開後は毎週木・日曜、中型のボーイング737型機で1日1往復する。

 同社の李碩雨(イ・ソグ)常務日本地域本部長は「久しぶりにお客さまに搭乗いただきうれしい」と笑顔。同社は1989年6月に新千歳初の国際線として同路線を開設しただけに「(新千歳で)コロナ後初の再運航で縁がある」と強調し、「地方空港の運航再開は判断が難しいが、韓国の方にとって北海道は魅力的。早めの再運航がいいと考えた」と振り返った。

 ただ、この日はインバウンド(訪日外国人旅行者)はゼロで「(本来は)観光目的が一番多いと思うが、当面は生活需要、ビジネスの利用」と説明。今後の利用見込みなどについては「8月中旬まで夏休みのピークだが、その後どうなるかはコロナやビザ(査証)の問題。水際対策が続けば運航拡大は難しいが、緩和されるタイミングで増便を検討したい」と述べた。

 新千歳の国際線はコロナ前、韓国、中国、台湾、香港、シンガポール、ハワイなど九つの国や地域と計18路線を結び、定期便の全休が始まった2020年3月、当初計画では月800便以上が運航される予定だった。国内全体の入国者数の上限制限などもあり、全面再開は見通せない現状だが、HAPの蒲生猛社長は「待ちに待った復便。いろんな難しい問題があるが、着実にかつてのような形に戻れば」と願った。

 今後は今月21日に韓国の格安航空会社(LCC)ティーウェイ航空が仁川線を再開し、同28日から毎日1往復運航する。道総合政策部の清水茂男航空港湾局長は「アシアナ航空(韓国)も8月に再開する予定で、他の国からも再開を検討していると聞いている。コロナもあるので段階的だが、徐々に再開に向かうと考えている」と見通しを示し、「海外から多くのお客さまに来道いただき、その効果が全道に波及することを期待する」と話した。

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