
長さ7・1㍍の納豆巻きが無事完成。3年ぶりに納豆尽くしの催しを楽しんだ(能代市桧山の旧崇徳小体育館で)
能代市の檜山地域まちづくり協議会(鈴木敬一会長)主催の第10回歴史の里檜山・納豆まつりは17日、旧崇徳小体育館で開かれた。新型コロナウイルス禍のため3年ぶりの開催で、地域内外から多くの親子連れや子どもたちが来場し、7・1㍍もの長さの納豆巻き作りや納豆にちなんだゲーム、多彩な踊りの発表を楽しんだ。
まつりは、民謡の秋田音頭にも歌われる地域の名産品でにぎわいづくりをと、平成23年から「納豆の日」(7月10日)に合わせ開催。一昨年と昨年は新型ウイルス感染拡大の影響で中止した。「密集」回避のため会場を同体育館とし、3年ぶりの実施にこぎ着けた。
能代べらぼう太鼓が威勢のいい演奏で開幕を飾り、ダンスや銭太鼓、新舞踊、どじょうすくい男踊り、よさこい演舞と多彩な踊りの披露に続き、メインの納豆イベントを繰り広げた。
ステージ上では、納豆粒つかみ競争や、納豆パック積み競争を実施。参加賞は桧山納豆、優勝賞品は化粧箱入りの桧山納豆詰め合わせと〝納豆尽くし”の企画で、このうち粒つかみ競争は桧山納豆の「粒」を使い、30秒間に箸でつまんで蓋に移した豆の数を競う趣向。子どもたちは箸の先端に意識を集中させ静かな戦いを展開した。2人が最多の10個で同点となり、じゃんけんで優勝者に決まった佐々木結野さん(渟南小3年)は、「箸でつかむのは簡単だった。初めてだったけれど、優勝できてうれしい」と話した。
まつりの呼び物でもある納豆の長巻きは、「納豆の日」にちなんで長さ7㍍10㌢の納豆巻きに挑戦し、2本つくった。1本当たりコメ9合分の酢飯とのり22枚、15パック分のひきわり納豆を使用した。
長テーブルにのりを並べて酢飯を広げ、納豆を中央に絞り出し、息を合わせて巻くという手順で、まず白い割烹着の〝お母さん〟たちがお手本にと1本巻き、2本目は子どもたちを中心に来場者がチャレンジ。見事に成功し、両手でささげるように持ち上げ、完成を喜び合った。
長巻きは2回目という笠井萌々夏さん(第五小6年)は「ご飯を広げる時に、途切れないか心配で難しかったけれど、巻くところはスタッフの人が教えてくれたのでうまくできた。みんなと楽しくできて、うれしかった」と話し、崇徳小出身で久しぶりの〝母校”に「前と変わらない、懐かしい」と笑みを見せた。
屋外では桧山納豆や納豆入り鶴形そば、焼きそばなどが販売され、盛り上げに一役。地域内外からの来場者、運営側の住民を合わせると約400人が集い、鈴木会長は「今回、できなければ『後はもう、できないのでは』という気持ちだった。笑顔が見えるので満足してくれているのかな」と安堵の表情を浮かべていた。
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