宮田村役場に展示された水上投手使用のグラブやボール、写真。出身地からオールスター選出を盛り上げている

　プロ野球埼玉西武ライオンズの水上由伸投手（24）＝長野県宮田村南割出身＝が、マイナビオールスターゲーム２０２２の監督選抜選手に初選出された。同村はプロ２年目での球宴出場の快挙を喜び、役場玄関にオールスター選出を伝える特大ポスターを張り出したり、水上投手が使用したグラブを展示したりして、出身地からの盛り上げを図っている。

　水上選手は中継ぎとして今季36試合（13日現在）に登板して３勝１敗、防御率0.76の好成績を残している。村は13日の発表を受けて、オールスター選出を告げる長さ約２メートル、幅約60センチの特大ポスターを制作。役場正面玄関に張り出した。また、水上投手が昨シーズン使用した青色のグラブや、同グラブを着けて試合に臨む水上投手の写真、初勝利を挙げた試合で使用された公式ボールなどを、役場ウエルカムリビングに展示した。 　小田切康彦村長は「まだ先かと思ったがうれしい誤算。水上投手の存在が村の知名度向上にもつながっている。後援会を含めしっかり応援したい」と喜びを表現する。

　水上投手後援会「由勝会」の中塚明彦会長は「セ・パ両リーグを代表する選手ばかりで、そう経験できるものではない。多くを学び、ベンチでも常に笑顔で楽しんでほしい」とエール。父親の俊孝さんは「晴れ姿を見たいので観戦には行く予定」とし、「すごい選手ばかりなのでしっかり勉強し、これをきっかけに毎年選ばれる選手になって」と期待した。

　第１戦は26日にペイペイドーム、第２戦は27日に松山中央公園野球場で行う。