おいしいスイカ、届いたよ 給食食材通じウェブ交流 国頭小と今帰仁村の兼次小

給食を食べながらウェブ交流を楽しむ国頭小の児童ら=12日、鹿児島県和泊町の同校
鹿児島県和泊町の国頭小学校(中村健三郎校長)の6年生11人と沖縄県今帰仁村の兼次小学校5年生20人は12日、テレビ会議システムを使ってウェブ交流した。国頭小の給食には今帰仁村から事前に届いた「今帰仁スイカ」が出され、兼次小の児童がその魅力を紹介した。
友好都市協定を結ぶ両地域の理解を深め、経済的な交流の推進などを目的とした北山文化圏ロード構築プロジェクトの一環で3年目。今年3月には和泊町が沖永良部島産バレイショ300キロを今帰仁村に送り、交流した。今回は今帰仁村からスイカ40個約200キロが届き、この日は町内全小、中学校の給食に提供された。
ウェブ交流では、兼次小の児童が今帰仁スイカの糖度や育て方、スイカ割りゲームの様子などを紹介。国頭小の児童は校庭にある「日本一のガジュマル」や黒砂糖づくり、汐干し学習など特色ある活動についてまとめて発表した。
給食時間になると、国頭小の児童は今帰仁スイカを味わい、画面を通して「みずみずしくておいしい」などと感想を伝えたほか、互いに普段の学校生活や取り組んでいるスポーツなどについて質問し合い、交流を深めていた。
国頭小の児童(11)は「今帰仁スイカは水分が多くておいしかった。真ん中の方がおいしいのを初めて知った」と話した。
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