夏実感のシジミ漁 大樹・生花苗沼 1日のみ手掘り

生花苗沼で行われた年に1日だけのシジミ漁
大樹町内の生花苗沼(オイカマナイトー)で13日、年に1日だけのヤマトシジミ漁が行われた。漁業者は朝早くから漁を開始し、沼の中から大ぶりのシジミを採取した。
大樹漁協(神山久典組合長)では小型貝の移植放流や調査などの保護活動に取り組み、漁も年1日に制約している。シジミは養分を蓄え、大きい物で殻長が5センチ程度にもなる。
この日は午前4時ごろから漁業者が訪れ、ゴムボートを引いて水位が下がった沼の中に。両手で慎重に沼の底を探り、手作業で掘り出したシジミをゴムボートに移していた。
午前5時すぎから作業を始めた60代の女性は「シジミ漁の日が来ると夏を感じる」と笑顔。貝は例年より小さく、量も少なめといい、「もう少し水が引くまで頑張るかな」と作業に精を出していた。
ベテラン漁師の神山建男さん(76)は「昔から『手掘り』で行っている。だしが出るので、みそ汁が一番。他のシジミは食べられない」と話していた。
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