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荘内日報社

プロ野球ドラフト会議 吉住投手(鶴東3年)ソフトバンク1位指名 田中投手(羽黒3年)は巨人育成4位

野球部の後輩たちに肩車される吉住投手。一同笑顔で、今季のソフトバンクの応援スローガン「1(ワン)ダホー」

 プロ野球新人選手選択(ドラフト)会議が26日、東京都内のホテルで行われ、鶴岡東高3年の吉住晴斗投手(17)=185センチ、85キロ、右投げ右打ち=が福岡ソフトバンクホークスに1位指名された。県高野連によると1位指名は県内では、社会人では前例があるが、高校生は初。また、羽黒高3年の田中優大投手(18)=183センチ、75キロ、右投げ右打ち=は読売ジャイアンツに育成枠で4位指名を受けた。

吉住投手「ストレートで勝負」

 吉住投手は朝暘五小3年時にスポーツ少年団「大宝寺スターファイブ」に入団。小学校、鶴岡二中では外野手だったが、鶴岡東高入学時から本格的に投手に転向。1年秋にベンチ入りし、2年から登坂。2年夏には甲子園のマウンドも経験し1イニングを投げた。

 今夏、エースとして連覇を目指した県大会は3回戦で敗退したが、「夏の後調子が良かった」と自ら話すように、球速の伸びなど成長の手応えがあり、プロ志望を決意。長身を生かした角度のある速球は現在最速149キロという。高校公式戦の通算成績は14試合に登板、被安打45、奪三振71で防御率は2・025。

 吉住投手はこの日、鶴岡東高3階会議室でドラフト会議のテレビ中継を見守った。1巡目入札で、清宮幸太郎選手(早稲田実業高)、安田尚憲選手(履正社高)、馬場皐輔投手(仙台大)を指名したものの抽選で外れたソフトバンクホークスの指名欄に、吉住投手の名前が。本人は予想だにしなかった様子。会議室に詰め掛けた報道陣がどよめく中、佐藤俊監督に担当スカウトから連絡が入った。電話を受けた佐藤監督の合図を受け、ようやく吉住投手は笑顔を見せた。

 指名を受け、齋藤哲校長、佐藤監督、阿部雅慶部長と握手した吉住投手は、家族や指導者、関係者への感謝の思いを語り、「ここからがスタート。期待と不安で半々。準備をしっかりしたい。2桁勝利、藤川球児投手のようなストレートで勝負する投手を目指したい」と話した。また、「ソフトバンクは強い投手陣がそろうチーム。同じ鶴岡出身の長谷川勇也選手がいるのは心強い」とし、「小、中、高と地元鶴岡でプロを目指してここまで来ることができた。プロ野球選手を目指す地元の後輩たちにも頑張ってもらいたい」と野球少年たちにエールを送った。

 佐藤監督は「幼かった1年の時に比べ頼もしい表情になった。素直にうれしく、おめでとうと言いたい。高校は基礎づくりまで。これから野球人としてさらに成長していってもらいたい」と話した。

田中投手 「努力しいい選手に」

 羽黒高校の田中投手は同校で取材に応じ、「選ばれないんじゃないかと思っていたのでありがたい」とほっとした様子で話した。

 温海小4年生から友人の影響でスポーツ少年団に入団し野球を始めた。温海中から一般入試で羽黒高に入学。当時の3年生の学生スタッフが身体能力の高さを見いだし、2年生春から本格的に投手へ。右サイドスローで最速143キロのストレートを持ち味としている。

 プロ入りを意識したのは今夏の県大会準々決勝で敗れた後。「悔しい思いをした。もっと上のレベルで野球をしたい」と志望届を出した。

 小泉泰典監督(33)は「体も細く経験も浅い。身体能力は高いので伸び代はある。次のステージでプレーしてほしい」とエール。田中投手は「もっと努力していい選手になって、1軍の抑えで挑戦してみたい」と意気込みを話した。

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