写真展「医療への信頼」 障がいある娘 支える医師ら きょうまで鳩間小中

娘を支える医療関係者へ感謝を表現しようと開催している、河田真智子さんの写真展「医療への信頼」=6日、鳩間小中学校体育館(松原豊さん提供)
【鳩間】島旅作家・写真家の河田真智子さん(68)=東京都=が、脳に重度の障がいのある娘・夏帆さん(34)と、娘を支え続ける医師や看護師らの姿を記録した写真展「医療への信頼」を6日から竹富町鳩間小中学校で開催している。7日まで。生後間もなくから今日まで夏帆さんを支える医療関係者へ感謝の思いが詰まった個展は、離島医療の発展を願い沖縄県内で初めて開かれている。
夏帆さんの記録写真は仮死状態で産まれた分娩室から始まる。長く生きられるか分からず、生きている「時」を残そうと真智子さんはシャッターを切っている。
写真展には、知的障害と身体障害がある夏帆さんを長年診てきた元主治医の故・粟屋豊さんとのツーショット、胃漏のチューブ交換でみせる苦痛の様子、花を前にした和やかな表情、新型コロナの感染リスクを背負いながら夏帆さんに医療を提供する関係者の写真40点が並ぶ。
鳩間島開催は、島出身で琉球大学特別顧問・大城肇氏(71)の計らいで実現。大城氏とは日本離島センターを通して知り合い、40年来の親交が続く。
真智子さんは、夏帆さんが東京で先進医療を受け現在に至る経緯を説明し、「もし夏帆が離島で産まれていたら、もたなかった思う。これまで国内外の島を歩いてきて医者のいない島は結構あった」とし、「写真展を通して少しでも島の医療が良くなってほしい」と医療格差が是正されることを願った。
写真展は年内に琉球大学での巡回も計画中。7日は、鳩間小中の子どもたちに真智子さんの講話も予定されている。
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