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牛受精卵 世界初ドローン配送 上士幌で実験スタート

 上士幌町とJA上士幌町(小椋茂敏組合長)、ドローン配送会社のNEXT DELIVERY(ネクストデリバリー、山梨県小管村、田路圭輔代表)が1日、牛の受精卵をドローンで配送する実証実験を始めた。年度内に4回行い、冷凍していない受精卵の受胎率への影響や広域流通の可能性を検証する。同社では「世界初の取り組み」としている。

ドローンを操縦する関係者

 ドローン配送は、振動に弱いとされる冷凍していない新鮮な受精卵の、輸送の振動などによる損傷防止や、受胎率向上による子牛の供給不足解消、輸送距離や時間の短縮によるコスト削減、冬季の配送リスク低減などが狙い。

 実験では季節による温度変化や振動の影響、配送後の移植状況や受胎率などを陸送のデータと比較し、評価する。国の「デジタル田園都市国家構想推進交付金」を活用している。

 機材は重さ5キロまで運搬可能で、荷物の揺れを抑えつつ安定した飛行ができる物流専用のドローン(全長1.7メートル、幅1.5メートル)を使用。水筒に入った、凍結していない牛の受精卵を段ボールに入れ、輸送した。

関係者から受精卵を受け取る熊谷代表(左)

 1回目は、JA全農ET研究所から、萩ケ岡地区の農家までの片道9.2キロを輸送し、13分で到着。2回目は同研究所から片道7.1キロ先の、乳牛約300頭を育てている熊谷牧場(熊谷肇代表)まで配送。到着後、獣医師に手渡して損傷の有無などを確認した後、乳牛に移植した。

 今は士幌町にある施設まで片道15分かけて受精卵を取りに行くという熊谷代表は「牛の供給不足解消や仕事の効率化にもつながると思う」と述べた。

 この日は町の関係者や報道陣ら約30人が現地に集まり、実証実験を見学した。竹中貢町長は「ドローン活用で新鮮な受精卵の生産性向上やコスト削減に期待」、小椋組合長は「運んだ受精卵が今後、どのような和牛や肉質になるのか追跡し、進めていければ」とし、田路代表は「ドローンの振動や温度管理など検証していきたい」と語った。

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