農道に昆虫トラップ14個 徳之島 国立公園外 住民ら警告、規制求める声も

警告の張り紙を掲示する地元住民と、見つかったトラップ=30日、鹿児島県伊仙町検福
鹿児島県徳之島の伊仙町検福で29日、昆虫捕獲用のトラップ(わな)14個が仕掛けられているのを地元住民らが見つけた。住民らと自然保護団体「徳之島虹の会」のメンバーらは30日、トラップの近くに警告の張り紙を掲示。同町では昨年7月にも40個のトラップ設置が確認されているが、住民らは「今のところ私たちに強制力はなく、トラップを撤去することはできない。条例などで設置への規制が必要」などと指摘した。
トラップが見つかったのは、集落の農道沿い。昨年見つかったトラップと同じタイプで、果物を入れたネットを木につるしたもの。いずれも5~6メートルの高さの枝に仕掛けられており、いくつかのトラップには既にクワガタムシがかかっていた。
トラップが仕掛けられていた場所は国立公園区域外のため、強制撤去は困難。過去には放置されたトラップから生じた悪臭などで住民から苦情も出ているため、張り紙では設置者に町役場への連絡を求めた上で、「連絡がない場合はトラップを撤去する」と警告している。
張り紙の掲示作業を行った県希少動植物保護推進員の徳崇光さん(68)は「設置が違法となる場所を巧妙に避けているが、違法でなくても希少な昆虫にとって脅威なのは間違いない。世界自然遺産の島に住む者の一人として自然を守りたい」と話した。
徳さんに同行した下検福区長の琉太三さん(60)は「昨年、トラップを仕掛けた人に遭遇したが、『研究のため』『採集禁止の昆虫は捕まえていない』と言われれば、それ以上は何も言えない。条例制定で設置自体を規制する必要がある」と問題提起するとともに「違法でないからといって見て見ぬふりはできない。地域住民として、今後もパトロールなどで環境保全に協力したい」と語った。
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