希少淡水魚保全調査を開始 イシガキパイヌキバラヨシノボリなど 日本魚類学会含む5団体

合同プロジェクト開始にあたり記者会見を行うメンバーら=6月30日、大濱信泉記念館
日本魚類学会など5団体は6月30日、石垣島で絶滅が危惧されている希少淡水魚類の生息調査や域外系統保存のための合同プロジェクトを開始すると発表した。
プロジェクトメンバーは、▽一般社団法人日本魚類学会自然保護委員会▽一般社団法人沖縄美ら島財団▽神奈川県立生命の星・地球博物館▽国立研究開発法人国立環境研究所琵琶湖分室、公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)―の5団体。

イシガキパイヌキバラヨシノボリ=ⓒ鈴木寿之
石垣島は名蔵アンパルを含む貴重な水系を有し、今年に入り、石垣島固有の新亜種としてハゼ科のイシガキパイヌキバラヨシノボリが掲載されるなど、希少魚類の生息地となっている。
今回は、イシガキパイヌキバラヨシノボリと2001年に観測されて以来、生存が確認されていないヒョウモンドジョウの生息調査と系統保存を行っていく。
対象地域は、▽名蔵ダム周辺や前勢岳、バンナ岳、ぶざま岳を水源とする小河川群を含む名蔵川水系▽石垣ダム周辺を含む磯辺川水系▽宮良川水系▽轟川水系―の4カ所で、石垣島南部を中心に年間を通して調査する。
プロジェクトメンバーの一人は「琉球列島では、どの川にどんな魚がいるのかといった最新のリストがなく、現状が分かっていない。できるだけ科学的な根拠を出せるようにしていきたい」と意気込んだ。 別のメンバーは「リゾート開発などにより淡水生態系が崩れる前に、調査と種の保存を行っていきたい」と話した。
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