全国郷土紙連合

全国11新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

個性豊かな凧、大空へ 3年ぶり、全国から愛好家や市民集う 石垣島凧あげ交流会シャクシメー大会

2022年第20回石垣島凧あげ交流会第10回全国シャクシメー大会で愛好会メンバーらが協力してあげた大凧のタコ「ハッチャン」=26日午前、南ぬ浜町人工ビーチ

 2022年第20回石垣島凧あげ交流会第10回全国シャクシメー大会(石垣島凧あげ大会実行委員会主催)が26日、南ぬ浜町人工ビーチで開催された。全国からの愛好家や地元の子どもたちら約150人が参加し、夏至南風(カーチバイ)に乗せて個性豊かな凧を大空へ揚げた。3年ぶりの開催。

 開会直前に大雨が降ったが、その後は雨もあがり、東南東から7㍍超の風が吹く凧あげ日和となった。会場には全国13都府県から来島した愛好家など、老若男女が和気あいあいと自慢の凧を披露して楽しんだ。

 全長25㍍ほどもある大凧のタコ「ハッチャン」も来島。愛好会メンバーが力を合わせて準備し、会場一帯を堂々と舞った。

 ほかに着物の形をした袖凧、秋田県のナマハゲが描かれた凧、ニュージーランドで作られている三葉虫の凧、横骨のみの凹凧、福島会津の唐人凧、新潟県発祥の六角凧、仙台のするめ天旗など、さまざまな凧が大空を彩った。

 愛知県の愛好家が製作した「ぱいーぐる」の凧30枚を一本の糸でつなげた連凧も登場し、子どもたちが集まった。揚げた後は、糸をほどいて一つずつ配布された。

 開会セレモニーで同大会実行委員会会長の中山義隆市長は「日本各地の伝統的な凧が集まった。独創性を備えた凧をあげながら存分に楽しんでほしい。次の世代につながる大会にしていきたい」とあいさつ。

 日本の凧の会の茂出木雅章会長は「あこがれの石垣で凧あげができてとてもうれしい」、八重山凧愛好会仲間清隆会長は「元気な顔が見られてほっとした。凧あげは健康増進にもつながるので、今後も盛り上げていきたい」と話した。

 交流会の入賞者は次の皆さん

 ▽交流会実行委員会長賞=高橋曻(千葉県)▽石垣市凧のかけはし大使賞=井上義男(埼玉県)▽第10回シャクシメー大賞=研谷厚(愛知県)▽八重泉酒造賞=佐藤敏和(東京都)▽請福酒造賞=武田功(東京都)▽高嶺酒造賞=安田良造(大阪府)▽池原酒造賞=原田武俊(鹿児島)▽仲間酒造賞=鳥井賢次(愛知県)▽玉那覇酒造賞=小野喜象(大阪府)▽オリオンビール賞=後藤篤夫(新潟県)、竹内裕美(新潟県)、志賀章八(埼玉県)、吉永明夫(東京都)、永吉辰春(長野県)▽みね家夫唱婦随賞=蒲倉禮子(東京都)、川上雅子(大分県)、松下勝子(山口県)、茂出木幸子(東京都)、研谷冴子(愛知県)、矢吹真理子(宮城県)

関連記事

荘内日報社

鶴岡市でアジア初開催 国際クマムシ学会開幕 世界各国の研究者120人集う

 アジア初開催となる「第16回国際クマムシ学会」が23日、鶴岡市覚岸寺の市先端研究産業支援センターで始まった。クマムシの研究者として知られる慶應義塾大先端生命科学研究所の荒川和晴所長が同市に誘致した。2...

ワイン城漫画 手に取って ザ・本屋さんなどで発売 池田町民有志が制作

 十勝ワインの歴史を知ってもらおうと、池田町民有志が制作した漫画「ゼロからのチャレンジ!! ~わたしたちの町にお城がある理由~」が、ザ・本屋さん(本部帯広)各店や池田ワイン城でも販売されるようにな...

カサン節の調べで聴衆魅了 島唄教室「山ゆり会」発表会 奄美大島龍郷町

 島唄教室「山ゆり会」(森山ユリ子会主)の発表会が22日、鹿児島県龍郷町のりゅうゆう館であった。「町制施行50周年記念」を冠に、東京教室・奄美教室の会員約30人が日ごろの練習の成果を発表。奄美大...

宇部日報社

地元音楽家が復興願った曲披露、沖縄戦の慰霊の日に合わせてコンサート【山口】

 太平洋戦争末期の沖縄戦犠牲者を追悼する「慰霊の日」(23日)を前に、山口市阿知須のいぐらの館で22日、沖縄音楽のコンサート「古民家ミーツオキナワ」が開かれた。沖縄音楽を愛する宇部、山口市の2団体...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク