女子プロレス・ディアナ庄内大会 同郷の井上選手らとタッグ戦
佐藤選手 古里・庄内町で凱旋試合
庄内町余目出身の女子プロレスラー・佐藤綾子選手(36)の凱旋(がいせん)興行「ワールド女子プロレス・ディアナ庄内大会」が25日、同町総合体育館で行われた。メインイベントの6人タッグ戦に挑んだ佐藤選手は20分近い熱闘の末、自らフォール勝ちを収め、集まった観客から大きな拍手が送られた。
佐藤選手は余目中で陸上部に所属し、中長距離選手として活躍。卒業後の2001年、全日本女子プロレス(全女、解散)に入門した。11年に全女の先輩で同郷の井上京子選手(南陽市出身)が社長を務めるディアナの旗揚げに参加。約6年の育児休業を経て17年6月、ジャガー横田戦で復帰した。現在は「戦う3児の母」としてリングに上がり、同団体が管理するWWWD認定シングル王座に就いている。凱旋興行は当初、20年6月に開催する予定だったが、コロナ禍の影響で延期となっていた。

同郷の井上選手(奥)と熱戦を繰り広げる佐藤選手
この日は町内外から大勢の観客が訪れ、ほぼ満員の入り。試合開始前に町観光ガイド「つや美ちゃん」と共にリングに上がった富樫透町長は「来年も再来年も興行できるよう、ディアナ、佐藤選手を一緒に応援していこう」とあいさつした。
全5試合が組まれ、佐藤選手はメインイベントで、ジャガー横田、梅崎遥両選手と組み、井上、アジャコング、ななみ組と対戦。井上選手の雪崩式ブレーンバスターやパワーボム、アジャ選手の一斗缶攻撃を受けるなど佐藤選手は苦戦を強いられたが、最後は孤立したななみ選手を得意のフルネルソンスープレックスホールドで仕留めた。
メインイベントの勝者3人にはつや美ちゃんから県産米が贈られた。試合終了後、佐藤選手は「2年8カ月ぶりに古里に帰ってくることができて何よりうれしい。庄内の皆さんは優しく、とても大好き。必ず再び戻ってくるので、また足を運んでください」とマイクパフォーマンス。観客からは大きな拍手が送られた。
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