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荘内日報社

三川中生の粘土細工作品 商品化プロジェクト

本物の和菓子になります! 来月18日に町内イベントで販売

 三川町の三川中学校(橘正敏校長)の生徒が粘土細工で作った和菓子を「本物に仕上げよう」というユニークなプロジェクトが始まった。生徒の作品60点以上の中から4点を選び「食べられる和菓子」として商品化する。

 三川中では毎年2年生が美術の授業で「三川の四季」をテーマに粘土細工の和菓子作りに取り組んでいる。例年11月の「みかわ秋まつり」で生徒たちの作品を展示。町民の注目を集めている。

本物の和菓子にする生徒4人の粘土細工作品

 ここ数年、「すばらしい作品ばかり」「見た目が本物とそっくり」「生徒の力作を食べられるようにしたら面白い」といった声が寄せられていた。

 こうした町民の声を実現させようと、三川町観光協会と三川中が中心となりプロジェクトをスタート。23日に学校で商品化に向けた選考会があり、3年生が昨年に作った66点の中から「おかしなおかしや」の和菓子職人・後藤麻利恵さん(36)=鶴岡市宝田二丁目=と、美術を教えている関矢彩佳教諭(35)が候補作4点を選んだ。

候補4作品を手にする生徒たち。左から和菓子職人の後藤さん、世徠さん、芽郁さん、智乃さん、夏音さん

 選ばれた4作品は▽斎藤智乃さん(14)の「菜の花畑」▽齋藤世徠(せら)さん(14)の「四季」▽大瀧夏音(なつね)さん(14)の「傘に落ちる雨」▽五十嵐芽郁さん(14)の「冬の空に咲く雪」―。智乃さんは「選ばれてびっくりした。本物に仕上がった自分の作品を食べてみたい」、世徠さんは「春に咲くお花や夏の青空、秋の紅葉、冬の雪景色をイメージした。どんなふうに商品化されるか今から楽しみ」と笑顔を見せた。

 これから本物の和菓子に仕上げる後藤さんは「デザインがすごく斬新だったり出来栄えがいい作品が多くて選ぶのが難しかった。生徒たちの力作をしっかり再現できるよう頑張りたい」と語った。

 食べられる和菓子は計20セット(1セット4個入り)作り、7月18日に三川町横山のいろり火の里・なの花ホールで行われるイベント「みかわでピクニックデー!」で一般販売する。

 町観光協会の担当者は「例年、生徒の作品を展示しているが、本物と見間違えた町民が実際にいるほど。今年の秋は2年生の作品も商品化したい」と話している。

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