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荘内日報社

小学生対象に能楽ワークショップ 人間国宝が直接指導

小鼓の音 小気味よく

人間国宝の大倉さんが、小鼓演奏の基本を子どもたちに直接指導した

 酒井家庄内入部400年を記念した「宝生流能楽公演」に合わせ、小学生を対象にしたお囃子(はやし)と狂言・能の所作の体験ワークショップが15日、鶴岡市の荘銀タクト鶴岡(市文化会館)で開かれた。人間国宝の大倉源次郎さん(小鼓方大倉流宗家)から小鼓の打ち方、狂言師・野村萬斎さんから狂言の喜怒哀楽の表現方法を習うなど、指導に当たった当代一流の能楽師たちを通じて日本の伝統芸能の能楽の奥深さに触れた。

 午前のお囃子、午後の狂言・能に分けて行われ、同市内の6つの小学校の5、6年生約370人と一般約20人が参加。笛、小鼓、大鼓、太鼓の囃子の演奏、狂言と能の役者の所作の基本を体験した。

 大ホールのステージで行われた小鼓の体験では、持ち方や打ち方、基本の3つのリズムを練習し、「ホー」「イヤー」の掛け声に合わせ小鼓の小気味よい音を響かせた。大倉さんは、伝統芸能は礼儀や立ち方・座り方が大切なことを説明し、「周りの人と息を合わせることが大事。間が抜けると〝間抜け〟となる」と伝授。萬斎さんは狂言独特の抑揚をつけた笑いの表現方法を伝えた。

 朝暘三小6年の阿部颯太君(11)は「本物の狂言と能を鑑賞できるのをすごく楽しみに参加したけど、お囃子の体験も面白かった。太鼓はばちで真ん中の白い小さな丸印をたたくのが、ちょっと難しかった」、東栄小6年の上林美桜(みお)さん(12)は「とても楽しかった。小鼓でみんなとそろって演奏できて、褒められたのがうれしかった」と体験の感想を話した。

体験後の能楽鑑賞で演じられた能「土蜘」の一場面

 体験後は狂言「附子(ぶす)」、能「土蜘(つちぐも)」の鑑賞も行われ、参加者は今回の公演で来鶴したそうそうたる能楽師たちによる演目を楽しんだ。

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