地域振興プロジェクト CF募る 返礼品は松ケ岡ワイン
エルサンワイナリー × ANAあきんど庄内支店
鶴岡市羽黒町松ケ岡で醸造したワインと伝統のシルク産業の普及を図る「山形庄内・松ケ岡ワインプロジェクト」が始動した。同市のエルサンワイナリー(早坂剛社長)と酒田市のANAあきんど庄内支店(前田誠支店長)が、松ケ岡開墾から始まったシルク産業のように松ケ岡ワインを普及させ、新たな松ケ岡の歴史をつくり、地域振興につなげようとプロジェクトを展開する。全日空グループのクラウドファンディングなどを行う「ANAワンダーフライ」を通じて、資金募集をスタートさせた。
松ケ岡にあるエルサンワイナリーの施設「ピノ・コッリーナファームガーデン&ワイナリー松ケ岡」で10日、関係者が集まり、記者発表会が行われた。
ベスティート・シエロを手にする関係者
クラウドファンディングの返礼品の新作白ワインの名称は「ベスティート・シエロ(イタリア語で『空のドレス』)」。複数の原酒を組み合わせて味を整える手法を取り入れた。同ワイナリーのジェネラルマネージャー・川島旭さんは「上品でフルーティ、すがすがしい青空のようなフレッシュさがあり、さわやかな余韻を楽しめるよう仕上げた」とワインの特長を説明した。
酒田市に移住した全日空の客室乗務員を務める「ANA庄内ブルーアンバサダー」の5人が味や風味の調整、パッケージの選定などを担当した。750ミリリットルと375ミリリットル入りの2種類があり、松ケ岡の開墾をルーツに持つ高級シルクの端切れを再活用してボトルに巻いて彩りを添え、華やかさを演出した。
クラウドファンディングの目標金額は70万円。支援額に応じてワインやシルクスカーフとのセットなどの返礼がある。募集期限は7月31日。発表会では、鶴岡市のふるさと納税の返礼品として扱われる、別の新作ワインも発表された。
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