お茶レターをポストに入れる篠崎市長（中央、宇部琴芝郵便局で）

　宇部市小野地区で生産される山口茶をＰＲする「お茶レター」の販売が１３日から、宇部、山陽小野田、山口、下関の４市にある１４３郵便局で始まった。真空パックに詰めた新茶１２グラムとおいしい入れ方が記載されたカードを同封した特製の長形３号の封筒で、裏にはメッセージ欄があり、８４円切手を貼るだけで気軽に全国に郵送できる。 　昨年、宇部市制１００周年を記念して、市、ＪＡ山口県宇部統括本部（小田秀忠本部長）、日本郵便中国支社（茂木孝之支社長）が共同で開発。販売開始２週間で限定２０００通が完売しており、今年は３０００通を販売する。 　新しい試みとして、真空パックとおいしい入れ方を記載したカードの裏に、小野地区の小学２～６年と中学１年の計１８人が描いたお茶に関するイラストを掲載。封筒のデザインは昨年同様、宇部琴芝郵便局に勤める小泉京佳さん（２１）のイラストを採用した。 　篠崎圭二市長は同局で購入し、ふるさと大使のお笑い芸人、やす子さん（２３）宛てに投函（とうかん）。「小野の子どもたちのイラストとお茶で心を和ませ、宇部出身の方には故郷を思い出すきっかけに、宇部を知らない方には知るきっかけにしてほしい」と話した。 　１通３００円（税込み）で、無くなり次第、終了となる。