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ペットもハブに注意

ハブに頭をかまれた猫=右、治療後6日目の様子(ゆいの島どうぶつ病院提供)

 春を迎え、これから鹿児島県の奄美大島や徳之島ではハブへの注意が必要になる。犬や猫などのペットもハブの脅威は人間と同じ。ゆいの島どうぶつ病院(奄美市名瀬)の伊藤圭子院長は「犬、猫はハブにかまれても大丈夫という考えは誤りで命の危険がある。万が一の際はすぐに受診してほしい。猫は室内飼育の徹底を」と呼び掛けている。

 奄美市内の3動物病院にハブにかまれたペットが持ち込まれた件数は年間20件以上。春先から秋にかけてが多く、犬は散歩中、猫は屋外から戻ってきた際に飼い主がかまれたことに気付くケースが多いという。

 伊藤院長によると、個体差や、かまれた箇所で症状は異なるが、(1)ショック状態になり死ぬ(2)ショックは起こさないが、数日かけて肝臓が悪くなり重症化、死ぬ場合も(3)かまれた箇所が一時壊死するが完治する―の3パターンに分かれる。

 犬、猫用の血清は無く、重症化した際は人間用の血清を使う場合があるが、治療費が高額になる上、ショック状態では血清が間に合わないケースもある。同院では食欲、元気がない場合は入院させて点滴治療を行い、食欲があれば抗生剤治療を施しているという。

 伊藤院長は「今年に入って既に3件の受診があった。人の目に触れずに死ぬケースを含めると被害はもっと多い」と危惧し、「予防が一番大事。猫は屋外への脱走を防ぐこと。犬は散歩中、草むらに頭を突っ込んでかまれる場合が多いので気を付けて」と話した。

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