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紀伊民報社

空き家の実態聞き取り 熊野高サポーターズ

空き家についての聞き取りをするサポーターズリーダー部の生徒たち(和歌山県上富田町朝来で)

 さまざまなボランティア活動に取り組んでいる熊野高校(和歌山県上富田町朝来)の「Kumanoサポーターズリーダー部」は本年度から、地域で増えている「空き家」について住民への聞き取り調査を始めた。今後3年間で実態を把握し、具体的な課題の解決につなげたいという。

 聞き取り調査は、サポーターズリーダー部が町内に住む高齢者宅を訪問し、日常生活のアンケートを行う「ハートフルチェックボランティア」の中で実施している。
 「家事で困っていることはあるか」「買い物はどのようにしているか」といった従来の質問に「この辺りで気になる空き家はあるか」という項目を付け加えた。
 このほど訪問を受けた高齢女性の一人は、空き家について「そういえば、近くにある大きな家には誰も住んでいないようだ」と答えていた。
 部員が聞き取った空き家情報は、町社会福祉協議会と共有していく。
 サポーターズリーダー部の上村桂顧問が受け持つ熊野高1年生の家庭科の授業でもこのほど、空き家問題を取り上げた。白浜町内で設計事務所を営む中島大介さん、康代さん夫妻(ともに1級建築士)が講師として招かれ、建築士の立場から意見を述べた。
 中島さん夫妻は、和歌山県は全国的に見ても空き家が多いと指摘し、「解体費用をかけたくない」「所有者が特定できない」「物置にしている」などさまざまな背景があることを紹介した。
 この問題に対して、建築士ができることとして、長く愛着が持てる建物を造る▽耐震性を高める▽建物を改装して新しい価値を見いだす―といった点を挙げた。
 上村顧問は「空き家を放置すれば、倒壊の危険などさまざまな問題につながる。高齢者への聞き取りを通じて現状を把握し、地域の課題解決に取り組みたい」と話している。

高齢者宅訪問も2年ぶり再開

 サポーターズリーダー部は、約2年ぶりにハートフルチェックボランティアによる高齢者宅訪問を再開した。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で2020年度以降、訪問を中止していた。
 5月下旬から週1回のペースで対象の高齢者宅を手分けして訪問している。このほど、活動に参加したサポーターズリーダー部3年の松本陽姫さんは「コロナ禍でこれまで訪問できていなかったが、今回は直接話をすることができてよかった」と笑顔を見せた。
 本年度からは地元消防団も活動に加わる。試行的に朝来地区限定で、訪問に同行している。熊野高サポーターズリーダー部OGでもある消防団員の谷本知保さん(25)は「卒業後もこうやって活動できるのはうれしい。地域に貢献したい」と話した。

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