清掃活動に励む参加者たち（白土海水浴場で）

　宇部市の東岐波、西岐波両地区の海岸線で１２日、「リフレッシュ瀬戸内」海岸清掃が行われた。コロナ禍で中止が続いて３年ぶりの開催となり、両地区で地域住民ら計１３００人が参加し、流木、ごみなどを拾い集めた。 　西岐波地区では、地域団体と西岐波小・中の児童・生徒を含め約８００人が参加し、白土、吉田、村松の３カ所で活動した。 　開会式は白土海水浴場の管理棟前で行われ、西岐波地区コミュニティー推進協議会の中村達章会長が「白土海岸は地域住民の憩いの場でもある。きれいな海岸線を残していくためにも、力を合わせていこう」と呼び掛けた。 　参加者はごみ袋を手に海岸線に散らばり、打ち上げられた海藻や流木、砂浜に捨てられたごみを可燃と不燃で分別しながら次々に袋に入れていた。 　リフレッシュ瀬戸内は、瀬戸内海に面する自治体などでつくる瀬戸内・海の路ネットワーク推進協議会が行っている事業で、市内では１９９４年度から行われている。２４回の歴史があり、延べ４万１０００人が参加し、１２２トンのごみを回収した。