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釧路新聞社

ATの広域推進重点に【中標津】

 

宝島旅行社サイトなどを通じツアー販売に力を入れることを確認した総会

根室管内1市4町の観光協会などでつくる知床ねむろ観光連盟(松實秀樹会長)は6日、町内で3年ぶりに対面で定時総会を開き、今年度の事業計画などを承認した。今後コロナ禍が明け、国内外の人流が徐々に回復することが見込まれるため、ストーリー性の高いオーダーメードの体験・滞在型観光(アドベンチャートラベル=AT)を広域で推進していくことを重点の一つとしている。

 ATは自然やアクティビティー、異文化体験のうち2種類以上を組み合わせた旅行形態で、欧米豪の旅行者が主要ターゲット。根室・釧路管内では釧路市阿寒湖温泉や弟子屈町などでツアー醸成の取り組みが進む。来年9月11~14日に北海道で国際商談会「アドベンチャートラベル・ワールドサミット(ATWS)」が開催されるため、各地で観光素材やガイドの磨き上げが進められている。

 同連盟も2年前、事務局を独立させこれまでの根室観光連盟から改称するなど組織を再編。広域観光を効果的にPRするデジタルマーケティングに力点を置き、顧客満足度の高い広域ツアー4本を宝島旅行社と連携して造成した。

 定時総会では、報告3件と議案4件をいずれも承認した。昨年度オンラインで開かれたATWSで、宝島旅行社が行った商談が27件あったことや、インターネット交流サイト(SNS)を活用したデジタルマーケティングでは、既存の3アカウントのほかに無料通信アプリLINE(ライン)オフィシャルを使い2000件以上の登録者増につながったことなどが報告された。これらを継続して活用し、今年度は①デジタルマーケティングの強化②AT推進を通じたコンテンツの水準向上③道東全体のプロモーション強化―の三つを柱に事業を行う。

 任期満了に伴う役員改選では、会長になかしべつ観光協会長の松實秀樹氏を再任。松實会長は、コロナ禍が明け入国制限規制の緩和で人の流れが回復することに期待し「造成したツアーを効果的に販売し実績につなげたい」などと話した。

 役員は次の通り(敬称略)。  ▽会長 松實秀樹(なかしべつ観光協会長)▽副会長 岡野将光(根室市観光協会長)戸田邑江(別海町観光協会長)井南進(南知床標津町観光協会長)大野貴史(知床羅臼町観光協会長)▽理事 石垣雅敏(根室市長)山口将悟(標津町長)湊屋稔(羅臼町長)菊田正之(根室中標津空港ビル専務)▽監事 曽根興三(別海町長)西村穣(中標津町長)

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