全国郷土紙連合

全国12新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

荘内日報社

アル・ケッチァーノオーナーシェフ 奥田さん 2度目のグランプリ グルマン世界料理本大賞

鶴岡の食 世界に 『ゆで論』の哲学評価に喜び

 スウェーデンで開催されている「料理本のアカデミー賞」とも言われるグルマン世界料理本大賞で、鶴岡市のイタリアンレストラン「アル・ケッチァーノ」のオーナーシェフ、奥田政行さん(52)が2020年に出版した『ゆで論』が「シングル・サブジェクト」部門のグランプリに輝いた。4日(日本時間5日午前1時ごろ)発表されたもので、奥田さんは「データがしっかりしていること、そこに哲学があることが評価され、とてもうれしい」と喜びを語った。

 グルマン世界料理本大賞は、1995年にリキュールで有名なコアントロー家出身のエドワール・コアントロー氏によって設立された、世界唯一の料理本アワード。1年間に発行された世界中の料理本やワイン本の中から各部門でナンバーワンの本がグランプリに選ばれている。奥田さんは2017年にも『食べもの時鑑』で「フード・ヘリテージ(食の遺産)」部門のグランプリに輝いている。

 『ゆで論』は、それまで言われていたパスタのおいしいゆで方とは違う、奥田さんが経験から生み出したゆで方を、自身の店の若きスタッフのために系統立ててまとめた本。レシピなども紹介しており、家庭でも応用できる。今回は「あることに特化している」というシングル・サブジェクト部門と「革新的な内容の本」に送られるイノベーティブ部門の2つにノミネートされた。また、過去25年間に受賞した本の中から“ベスト・オブ・ベスト”を選ぶ食の遺産部門に『食べもの時鑑』がノミネートされた。

授賞式で賞状を手にする奥田さん(右)と主催者のコアントローさん=5日(写真提供・奥田さん)

 4日に行われたプレゼンでは、庄内の美しい自然や食材の映像なども交えて、羽織はかま姿で庄内の食の魅力を伝えた。主催者のコアントローさんからは、プレゼンの直後に、「君の住んでいる所は素晴らしい。必ず鶴岡に行く」と絶賛された。日本を出発した今月1日からのことを「グルマン世界料理本大賞への旅」と題して、自身のフェイスブックに旅行記を投稿しており、日々応援コメントが寄せられるのを見ながら、励まされると同時に、「グランプリを獲得できなかったら日本に帰れないかも」と思っていたという。

 受賞を果たし、「ほっとしたというのが正直な感想。英訳の話も出ているので鶴岡、そして庄内が世界に発信されるのが楽しみ」と話していた。

 奥田さんは、8日に帰国し、9日から3日間は鶴岡で待機期間を過ごすという。『ゆで論』(250ページ、税込み5665円)は、アルケッチァーノなどで扱っている。

関連記事

忘勿石之碑 慰霊祭の継承が課題 「語り部育成し記憶つなぐ」

 戦争体験者が年々減る中、竹富町内でも戦後生まれの町民が全体の9割を占めている。戦争マラリアの記憶を次世代にどう継承していくかが課題となっており、忘勿石之碑慰霊祭の開催もそのひとつだ。  慰霊...

長野日報社

岡谷市土石流災害から1年 知人や地元住民が献花 長野県

昨年8月、大雨により母子3人が犠牲となった長野県の岡谷市川岸東の土砂災害から15日で1年が経過した。この日、母子がいた住宅の跡地には、朝から被害者の知人や地元住民らが訪れ、花を手向けたり手を合...

豊川海軍工廠跡地で学ぶ平和行政

新規採用の市職員  豊川市は8日と10日、今年度採用した職員に対し、豊川海軍工廠(こうしょう)平和公園で、平和行政の学習をした。今年度から採り入れた新しいテーマ。  77年前の8月7日に市内で実際...

核の恐さ被爆体験で訴え 広島の八幡さん 苫小牧市非核平和都市条例施行20周..

1945年8月、広島市己斐本町(現・西区)の自宅で被爆した八幡照子さん(85)=広島県府中町=による被爆体験証言会が13日、苫小牧市文化交流センターで開かれた。市と広島市の主催で、70人が来場。原...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク