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YOSAKOIソーラン祭り 結成から3年「はるな座」 初出場へ  安平

安平町を拠点に活動するよさこいチーム「はるな座」(春菜久美子代表)が、8日に札幌市中央区大通公園で開幕する第31回YOSAKOIソーラン祭り(実行委員会など主催)に初出場する。新型コロナウイルス感染拡大の影響でイベントが激減し、出演の機会が無かったため、2019年秋の結成から3年にしてステージデビューを迎える。

 はるな座は、19年の28回祭りで奨励賞を獲得した同町のジュニアチーム「TEAMりむぜ」の解散を受けて同年秋に結成。メンバーは町内と苫小牧市、札幌市在住の計7人で、週末を中心に町内に集まって練習を積んでいる。中学生から社会人まで年齢層は幅広く、少数精鋭のまとまりが強みだ。

本番に向けて熱のこもった練習を繰り広げる安平町「はるな座」のメンバー

 チーム最年少の日田さくらさん(13)=早来中学校1年=は「大人たちと一緒なので覚えることが多くて難しいけれど、仲間たちと乗り越えてきた。フレンドリーなメンバーが多く、今は楽しくやっている」と笑顔を見せる。りむぜで出場して以来の参加となり、「安平町の看板を背負っているので、(胆振東部地震での)災害はあったけれど、『元気に頑張っているよ』という思いと、コロナだけどよさこい踊りを通してみんなに元気を届けたいという思いがある」と張り切る。

 メンバーは本番に向けて、余念無く最終調整をしている。春菜久美子代表(49)は「メンバーはみんな個性的で自由。でも、よさこい祭りへの出場経験者がいるので、みんなで確認し合えるし、アイデアも出してくれるのでやりやすい」と目を細める。コロナ禍で地域での出演機会も無かったため、「私自身もモチベーションが上がってこない状況が続いていたが、準備をしていくうちに気持ちが少しずつ付いてきた」と手応えを感じているところだ。

 タイトルは、「たくさんの花が一斉に咲き開く」思いを込めた「百花斉放」。春菜代表は「曲を作る時にお客さんとの一体感をつくることを意識してきた。コロナで難しいかもしれないが、お客さんとつながれるようなものができれば」と意気込む。

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