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宇部日報社

古地図を片手にまちあるきが人気

江戸時代の古里について学ぶ参加者ら(貞源寺で)

 幕末維新やまぐちデスティネーションキャンペーン(DC)の一環として、9月から県内各地で行われているイベント「古地図を片手に、まちを歩こう」。山口県山陽小野田市内では厚狭地区の旧山陽道や史跡をたどる1コースが設けられ、21日まで3回の実施で計36人が参加した。「江戸時代の古地図と現在との違いを確認しつつ、宿場町として栄えた当時の面影に触れられる」などと好評を得ている。

 イベントはDCと来年の明治維新150年に合わせ、おいでませ山口観光キャンペーン推進協議会が企画。長州藩で絵図づくりを担う部署・絵図方などが作製した古地図を活用して城下町や宿場町だった場所を散策するもので、県内と島根県益田市の13市町で28コースが設けられた。市内のコースはJR厚狭駅の在来線口を発着点に、貞源寺、厚狭毛利家居館跡、妙徳寺、洞玄寺、寝太郎荒神社などを巡る約5キロの行程。山陽小野田観光協会の主導で12月までの毎月第1、3土曜日に行っている。1回の定員は15人程度。

 参加者の約7割は市民で、市外からは宇部市、下関市、山口市、防府市など県西部と県央部が目立つという。15コース以上参加すると古地図リーフレット全28種セットが進呈されるため、既に10コースを回った「つわもの」もいたという。参加者からは「通常のウオーキングと違い、昔と今を比べられる点が興味深い」「数十年前の建物が残っている場所もあり、タイムスリップ感を味わえる」などと好評で、市民にとっては古里の魅力を見直す絶好の機会にもなっている。イベントには山陽小野田語り部の会の会員がガイドとして同行。民話「三年寝太郎」についても学べる。21日にガイドを務めた山縣龍實さんは「自分たちも勉強することばかり。得た知識を少しでも広めたい」とやりがいを感じている。

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