大規模演習で防災力確認 熊野川河川敷に600人参加

手際よく土のうを置いていく田辺市消防団員ら(28日、和歌山県新宮市の熊野川河川敷で)
和歌山県新宮市の熊野川河川敷で28日、総合水防演習があった。国土交通省や県、周辺自治体のほか、警察や消防、自衛隊などから約600人が参加し、いざという時の対応策を確認した。
紀伊半島大水害(2011年9月)の経験を踏まえ、雨が降り続き人的・物的被害が出ていると想定した。熊野川に架かる熊野大橋近くが会場になった。
各市町村の消防団員は、土のう作りなどを担った。田辺市消防団からは本宮支団の18人が参加し、真剣な表情で作業に当たっていた。支団長の亀田幸弘さん(68)は「皆がスムーズに動いてくれた。いざという時の心構えを持ってくれていると思う」と評価した。
消防や警察、自衛隊は、重機を使い、土砂に埋まったと見立てた車両や家屋に残った人を救出する訓練に臨んだ。県防災ヘリも参加した。
国交省近畿地方整備局によると、県内での総合水防演習は12年ぶりという。
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