集落の伝統を後世に 知名町余多 児童らが田植え体験

田植えをする下平川小の児童ら=23日、鹿児島県知名町余多(提供写真)
鹿児島県知名町余多(和泉清孝区長、98世帯)の余多ふれあい公園で23日、恒例の田植えがあった。住民や下平川小学校(林賢介校長)の5年生が手分けして約3アールの田んぼにもち米の苗を植え、地域の先人の暮らしに思いをはせた。
米どころとして知られた集落の伝統を後世に伝えていこうと、余多集落主催で2012年から始め今年で11回目。児童12人と地域住民や教員らが参加した。
児童らは「意外と深い」などと歓声を上げながら田んぼに入り、一列に並んで苗を植えていった。最初は慣れない手つきだった児童たちも、徐々にこつをつかみ、手際よく作業を進めていた。初めて田植えを体験したという児童は「植え方や育て方を分かりやすく教えてもらい、楽しかった。餅にして食べることも楽しみ」と笑顔で話した。
和泉区長は「子どもたちに集落や米作りのことを知ってもらうため、今後も学校と連携してこの取り組みを続けていきたい」と話した。
集落では10月に収穫、12月に餅つきを行う予定。
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