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徳之島世界自然遺産センター、来年度着工 奄美大島の施設は今年7月開館

「徳之島世界自然遺産センター」(仮称)の完成予想図(環境省提供)

 鹿児島県奄美群島12市町村の首長らで構成する世界自然遺産登録推進協議会(会長・安田壮平奄美市長)の会合が26日、奄美市名瀬の市民交流センターであった。環境省は徳之島町花徳で整備を進める「徳之島世界自然遺産センター」(仮称)の概要を報告。遺産エリアを望む展望テラスを備え、貴重な自然の近くで人が暮らす「環境文化」などをコンセプトに掲げた展示を計画している。2023年度に着工、24年度以降に開館予定。奄美大島の遺産センターは7月下旬の開館を予定している。

 遺産センターは、遺産地域の保全管理と適正利用の推進を図る拠点施設。奄美・沖縄の自然遺産登録で評価された「生物多様性」と保全の取り組みを紹介し、エコツアーなどの活動拠点の役割も担う。

 徳之島の施設は県道伊仙亀津徳之島空港線沿いに整備を計画。徳之島空港と亀徳港を結ぶ動線上に位置し、島北部と南部の遺産エリアにもアクセスしやすい。徳之島町の観光拠点施設の併設を予定している。

 展示は「徳之島リビングミュージアム」をテーマに、▽徳之島の自然を間近に感じながらくつろげる島のリビング▽価値ある自然環境や生き物と共にある持続的な暮らしの姿(環境文化)に触れられる▽島の人々や観光客でにぎわう場所-などをコンセプトに掲げた。

 報告した環境省徳之島管理官事務所の福井俊介国立公園管理官は「世界遺産の自然と人々の暮らしがすぐ近くにある、自然と共に育まれた徳之島の魅力を発信していく」と述べた。

 同協議会は昨年7月の奄美・沖縄の世界自然遺産登録に伴い当初の目的を達成したとして、同日付で解散することを決めた。安田会長は「今後とも関係者が一体となって奄美群島の掛け替えのない自然環境と文化を守りながら、地域活性化に向けて引き続き取り組む」とあいさつした。

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