全国郷土紙連合

全国12新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

北羽新報社

コロナから地域守って 人形道祖神「鍾馗様」衣替え

風雪で傷んだわらを取り換えて新調した羽立の鍾馗様

 能代市二ツ井町飛根字羽立地内で集落を見守っている男女2体の人形道祖神「鍾馗(しょうき)様」の衣替えが12日、行われた。依然として県内、能代山本でも新型コロナウイルスの感染確認が続いている中、参加した住民たちは今年もコロナ禍や災いから地域を守ってほしいと願いを込めた。
 羽立の鍾馗様は、新富根地内の民家脇の御神木として扱われている「ドッコのクルミ」の大木に男女2体そろって立て掛けられている。
 毎年この時期に地域住民らがわらを取り換える衣替え作業を行って、大切に守り継いできた。
 作業には羽立松寿会(山谷多鶴子会長)の会員約20人が参加。2グループに分かれて、一方のグループは羽立会館の清掃を、一方が鍾馗様の衣替え作業を担った。
 鍾馗様の身の丈は約150㌢。骨格になっている骨組み部分は古民家の柱を再利用したとされており、会員たちはこの1年、雨風や雪で傷んだわらを取り外し、鍾馗様の衣装用にと農家に依頼して昨秋の稲刈り時に確保しておいたわらを慣れた手つきで束ねて巻き付け、ひもでしばって胴体部分や手足部分を作って完成。大木の下、装いを新たにした男女1対の鍾馗様が集落を見守るかのように立ち並んだ。
 新型コロナ禍が続き、能代山本でも感染が続いているが、山谷会長は「幸い集落ではコロナの感染がなかったので、また1年、地域を守ってくれるように願いを込めた。今年もみんなで集まって楽しく作業できたし、これを引き継いでいきたい」と話した。

関連記事

恵みの雨 きょう穀雨 石垣島 オグロシギ飛来

 きょう4月19日は二十四節気の一つ「穀雨」。清明と立夏の間の節気で、田畑を潤し、穀物の成長を促す春の雨が降るころとされ、古くから種まきの目安とされてきた。  八重山地方は18日、前線の影響で午前...

北羽新報社

能代市・日吉神社境内に「ストーンヘンジ」出現 英国出身の男性制作

 能代市御指南町の日吉神社境内に英国の巨大な古代遺跡「ストーンヘンジ」を模した精巧なミニチュアが出現した。同市在住の英国人が遠く離れた母国を思って海岸の自然石で創作したもので、神秘的な造形が訪...

フェニックスがホーム豊橋で地区優勝のセレモニー

 プロバスケットボールBリーグは17日、豊橋市総合体育館であった三遠ネオフェニックス対信州ブレイブウォリアーズの試合後、三遠の中地区優勝セレモニーを開いた。応援に駆けつけた豊橋のブースターらに、大野...

釧路新聞社

マンホールカードに音別登場 釧路市3種類目【釧路市】

 釧路市上下水道部は、音別地区のマンホールカードを新たに作製した。釧路地区、阿寒地区に続き市としては3種類目。音別地区のカードは26日から「ルート38音別館おんぽーと」(釧路市音別町本町1)で...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク