鶴岡市の湯田川温泉街で29日、にぎわい創出イベント「湯田川温泉万博」が始まった。湯田川名産の孟宗(もうそう)竹で竹細工ができるワークショップや、キッチンカーなどの食べ歩きを楽しみながら温泉街を遊歩できる。8日(日)まで毎日、午前11時―午後6時に開催する。

「万博」の来場者で盛り上がる湯田川温泉街=29日
地域の活性化と観光促進のために活動する「湯田川まちづくり実行委員会」が企画した。昨年7月に続き2回目の開催。昨年7月は土日祝日に10日間開催し、来場者は5000人を超えた。今回は期間中、キッチンカーを含め庄内地域のさまざまなジャンルの約70店が出店し、同温泉街を盛り上げる。出店者を探すため、同委員会メンバーがなじみの飲食店などに協力を呼び掛けた。協力を求められた方もさらに他店に協力を募り、つながりの輪が広がっていった。
初日の29日は温泉街のメインストリートにパン店、菓子店、飲茶店などの8店が特設テントを設け、未利用地エリアにはラーメンやデザートなどのキッチンカー7台が出店。空き倉庫を活用したワークショップ&フリマエリアには孟宗竹で水鉄砲などを作る竹工作教室、女子児童向けのアクセサリーショップなど11店がブースを設けた。他にも古着店や雑貨店、マッサージ店の出店、音楽ライブやダンスパフォーマンスなどがあり、幅広い楽しみ方ができる「万博」に大勢の人が訪れた。
子ども連れの来場者も多く、温泉街では笑い声が飛び交っていた。小学生の子どもと訪れた伊藤志保さん(40)=同市淀川町=は「子どもも一緒に楽しめて良かった。最近イベントが少ない中、こういうことを企画してくれるのはありがたい」と話した。
湯田川地区の住民やゆかりの人でつくる同委員会の村上直人代表(42)は「飲食だけじゃない、庄内のあらゆるアミューズメントが楽しめる。来て損はしないので、この週末はぜひ湯田川に足を運んでほしい」と、「万博」への来場を呼び掛けていた。
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