全国郷土紙連合

全国12新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

豪華クルーズ船寄港決まる 来年5月、奄美大島と喜界島へ 島々巡る旅で魅力発信

来年5月に奄美大島と喜界島に寄港予定のフランス社豪華客船=ポナン社提供

 フランス船社ポナンの豪華客船が2023年5月、鹿児島県の奄美大島と喜界島に寄港する。福岡県発着で鹿児島県や長崎県、韓国の島々を巡る国内富裕層向けクルーズの一環。企画した企業は「旅の主役は魅力的な離島。世界自然遺産の奄美大島、屋久島など島の自然や文化の素晴らしさを地元と一緒に発信していきたい」としている。

 南薩観光(本社・南九州市、菊永正三代表取締役)が、世界的なクルーズブランド・ポナン(本社・マルセイユ)と貸し切り船舶契約を結んで旅行商品を企画。菊永代表らが24日、鹿児島市のホテルで記者発表した。

 企画したのは来年5月22日に博多港を出港し、鹿児島本港を経由して屋久島、奄美大島、喜界島、下甑島、上五島、済州(チェジュ)島に寄港する8泊9日の旅。奄美大島(瀬戸内町古仁屋)には25日、喜界島には26日に寄港し、乗客は島固有の自然や文化に触れることができる体験メニューなどを楽しむ予定だ。船内では鹿児島県産の食材を使ったフランス料理を提供。奄美黒糖焼酎も味わってもらう。

 寄港予定の客船は、プライベートヨットを連想させる船体の「ル・ソレアル」(全長142メートル、総トン数1万700トン)。乗客定員は264人で乗組員は140人。客室は132室ある。小型のため大型客船が接岸できない小さな港にも寄港できる。

 記者発表で菊永代表は「新型コロナの影響で観光産業は低迷しているが、今後は旅行需要が回復する。提供するサービスの質を高めていくことが必要であり、地元食材の地産地消も図りながら持続可能なクルーズ船企画を展開していく」と抱負。

 同席したポナン社の伊知地亮日本・韓国支社長は「寄港地をすべて視察し、それぞれ島ならではの特徴があった。旅を通じて島の美しさを残していきたいと、乗客にも望んでもらえたらいい。地元と連携しながら地域に貢献できるクルーズを目指していきたい」と語った。

 企画商品は24日から発売開始。旅行代金は大人1人69万5000円~245万円。

関連記事

紀伊民報社

古民家のゲストハウス 梅の産地にオープン

 和歌山県みなべ町晩稲に古民家のゲストハウスがオープンした。日本最大級の観梅の名所「南部梅林」の近くにあり、観光客だけでなく、梅の収穫など援農者の利用も期待する。将来は農業などの体験も提供したい...

学生考案レシピを朝食で提供 新苫小牧プリンスホテル和

職業訓練校「野口観光ホテルプロフェッショナル学院」2年生の田村朝華さん(20)が考案した「トマトのおかゆ」が、新苫小牧プリンスホテル「和~なごみ~」の朝食メニューで提供されている。  野口観光...

荘内日報社

東北一広い市域 フィールド調査 東北大公共政策大学院 学生9人鶴岡市で活動 旧..

 東北大公共政策大学院(仙台市)修士1年の学生9人が4―6日の日程で鶴岡市を訪れ、旧町村部の地域振興に関する政策提言に向けたフィールド調査を行った。今後、政府機関や全国町村会事務局などにもヒアリングを行...

宇部日報社

県内60の〝校歌山〟を紹介 松永さん出版【宇部】

  宇部市野中5丁目の松永昌治さん(60)が、小・中・高校の校歌で歌われている山を紹介した「山口県の校歌山」(徨山舎)を出版した。60座を厳選し、特徴や登山ルートも掲載。市内では旧厚東中を含めて市...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク