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長野日報社

田んぼオーナー制度2年目始動 都市部家族ら現地体験 長野県富士見町机

住民先生の五味敏和さん(右)に教わり、きれいに並べた苗箱の脇にトンネルビニールの支柱を立てていく都市部のオーナー家族=富士見町机

 長野県富士見町机の合同会社「つくえラボ」は、2年目となる田んぼオーナー制度を始めている。地域内外の家族らが共同所有者となって米づくりの一連の作業を体験し、11~12月に精米した机産コシヒカリを受け取る。0.5アールを1口として募ったところ、首都圏や中京圏、町内の18組から申し込みがあり、今季もほぼ満口となった。23日は東京などから5組15人が訪れ、住民先生に教わりながら初回の作業となる種まきと伏せ込みに汗を流した。

 都市との交流や住民の活躍の場を生み出し、人や地域の元気づくりにつなげることを目的とする。初年度も満口となったが、新型コロナ感染拡大防止で年間を通し、現地参加を圏域内のオーナーに限ったため、都市部のオーナーが来訪したのは今回が初めて。抗原検査を行った上で集まった。

 地域の先生は5人で、この日は机区の同級生コンビ、五味敏和さん(67)、中山幸彦さん(67)の出番。参加者は機械に苗箱をセットしたり種もみや土を補給したりし、出てくる箱を軽トラックの荷台まで運搬。続いて苗代での伏せ込みを行い、苗箱をきれいに並べた後、力を合わせてビニールトンネルをかけた。

 東京と町内で二拠点生活をする山保知子さん=練馬区=は「子どもに農作業や自然体験をさせてあげたい」と、4歳の長男、11カ月の長女を連れて参加。女性専用フィットネス運営会社に勤務し、同じ子育て世代の女性社員も誘った。初対面同士もすぐに打ち解け、ラボ共同代表の久保有美さん、馬淵沙織さんも加わって和気あいあいと作業。母親と参加した都内の小学4年生(9)は「自分で育てるお米。絶対おいしいはず」と笑顔を見せた。

 オーナー田は釜無川沿いの水田2枚・計12アール。下水道由来肥料を使った「じゅんかん育ち」で取り組み、5月20日頃に田植え、9月20日頃に収穫を予定。一部では住民先生に教わって、昔ながらの手植えや手刈りを行う。

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