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伝統の草刈り大会に汗 新型コロナで縮小開催 八重農

八重農の伝統行事「草刈り大会」で、刈り取ったチガヤを両手に抱え斜面を降りる生徒たち=22日午前、カラ岳

 八重山農林高校(与那嶺国彦校長・289人)の創立から続く伝統行事「草刈り大会」が22日午前、白保のカラ岳南側で開催された。昨年に引き続き今年も新型コロナ感染対策のため午前のみの縮小開催。時折陽が差す天候の中、生徒たちは刈り取ったチガヤを両手いっぱいに持って運び、すがすがしい汗を流した。

 草刈り大会は、同校農業クラブ活動の一環として毎年1回、全校生徒が参加して実施。刈り取ったチガヤは土壌改良のための敷草として活用される。

 この日、生徒たちは実習服に長靴、軍手姿で鎌を使って一面に生えたチガヤを刈り取り、記録・集計場所で刈り取った量を計測。1回で数㌔~20㌔近く運ぶ生徒もおり、互いに協力しながら、重さを競い合った。

 学年ごとの基準量も設けられており、男子は1年が15㌔、2年が20㌔、3年が25㌔。女子は1年が10㌔、2年が14㌔、3年が15㌔となっていた。

 鎌を初めて使ったというライフスキル科1年の上原加奈さん(15)は「始めは鎌の使い方がよく分からなくて大変だったけど、だんだん慣れてきた」と笑顔。

 ライフスキル科3年の兼本奈々美さん(17)は「昨年雨が降っていたから、今年は晴れていてよかった。最後の年なので、目標の15㌔を目指してがんばりたい」と意気込み。

 一度に18㌔のチガヤを運んだ具志堅興乃介君(17)=3年=は「普段から草刈りの手伝いをしていて、筋トレみたいな気持ちで毎回やっている。みんなで集中してやる草刈りも楽しい」と明るく笑った。  結果発表や表彰は、来月9日に開催される第1回校内農業クラブ大会で行われる予定。

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