ガソリンスタンドで「スマート脳ドック」【山陽小野田】

MRI搭載車
山陽小野田市くし山の出光興産系サービスステーション、セルフ高千帆SSで、23日~5月10日にMRI(磁気共鳴画像診断装置)搭載車を使った脳の検査「スマート脳ドック」が行われる。ウェブで事前予約と問診票登録をし、当日は待ち時間無く30分間で終了。撮影データは専門医が遠隔からチェックし、1週間以内に診断結果が出る。保険適用外で、受診費用は2万2000円。
循環型社会に向けてガソリン需要が減る中、事業成長として新サービスの展開を模索する出光興産(木藤俊一社長、本社東京都千代田区)と、医療機関のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進するスマートスキャン(濱野斗百礼社長、本社東京都中央区)がタッグを組んだ。昨年、三重県と静岡県で実証実験を行ったところ計1404人が受診。「近くで気軽に検査が受けられる」と満足度が高かったため、事業化を決めた。 スマート脳ドックは、脳動脈瘤(りゅう)、脳梗塞、脳腫瘍など自覚症状の無い脳の異常を早期に発見できる頭部MRIと頭部・頸(けい)部MRA(磁気共鳴血管撮影法)の検査。車両内では放射線技師が対応。画像は放射線科診断専門医と脳神経外科専門医がダブルチェックで読影、診断する。異常が確認された場合は、医療機関も紹介。検査結果や画像データは全て、パソコンやスマートフォンで見ることができる。 スマートスキャンでは、医療施設のMRI未稼働時間を活用した脳ドック提供の仕組みをつくり、これまでに59施設が導入。累計約7万1000人が受診した。濱野社長によれば、受診者は働き盛りの30~50歳代が主流。このうち3割は未病、1%は治療が必要と診断され、命拾いしたケースもあったと言う。 出光興産では全国約6300カ所のSSを基点に、地域住民の生活を豊かにする「スマートよろずや構想」を掲げている。その一環として予防医療普及のため、2月にスマートスキャンとの資本業務提携に合意。脳ドックの全国展開第一弾として、駐車スペースなどを考慮し高千帆SSをに選んだ。MRI搭載のトレーラーは全長約12メートル、幅2・5メートル、高さ3・8メートル。けん引車を含めると重量は30トンになる。同社の三枝幸夫執行役員は「将来、ガソリンだけではやっていけない。レンタカーや修理工場などを含むSSネットを生かして全国巡回したい」と言う。 高千帆SSでの検査時間は午前9時~午後7時で、1日最大27人。専用ウェブサイト(http://smartdock.idemitsu.com)から予約できる。29日と5月3日は休み。
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