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紀伊民報社

アートで考える白浜 現代美術×写真家の作品展

ホテルで使用していたネオン管(左)と壁に映し出された映像作品=15日、和歌山県白浜町堅田で

 現代美術作家の河野愛さんと写真家・堀井ヒロツグさんの共作による展覧会「〈I〉opportunity(オポチュニティ)」が、JR白浜駅前の交流拠点「真珠ビル」1階(白浜町堅田)で始まった。17日まで。同じ内容で22~24日にもある。鑑賞は午前11時~午後6時。入場無料。
 紀南アートウイーク実行委員会が、現代アートを切り口に白浜について考える場を提供しようと企画した。河野さんは昨年11月に初開催した国際芸術祭「紀南アートウイーク」の参加作家の1人。今回は新作の映像作品を展示する。
 河野さんは布、骨董、写真など多様なメディアを利用し、場所や人の記憶、時間、価値の変化に関する作品を発表している。
 祖父が「ホテル古賀の井」の創業者で、幼少期から夏は白浜町で過ごすことが多かったという。昨年の紀南アートウイークでは、かつてホテル屋上で輝いていたネオン看板を生かした作品を町内の5カ所で展示した。ビルの2階ではイベントのダイジェスト映像を上映している。

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