14日に発表された第31回YOSAKOIソーラン祭りのポスターデザイン
YOSAKOIソーラン祭り実行委員会は14日、新型コロナウイルス感染拡大防止対策を講じた上で、6月8~12日に祭りを開催すると発表した。規模を縮小し、札幌市内の10会場を予定。新たに帯広市内の帯広競馬場もサテライト会場として加わる。例年の6~7割となる約200団体の参加を見込む。
今年のテーマは「新たな時代の一歩」。「2年連続中止を踏まえ、これまでと違う形の祭りをつくっていく挑戦の年」(実行委)との思いを込めた。新型コロナ感染防止策として、沿道からの観覧は原則中止。観覧客と通行人の間には目隠し用の幕を設け密集を防ぐ。参加者には演舞時マスクの着用を求め、リフトなど体が触れ合う演出を禁止とする。また、例年用意されていた無料の観覧スペースは廃止し、有料販売とする。
帯広競馬場では、12日午前10時~午後2時半の演舞を予定。今後、実行委のホームページで、YOSAKOIソーランチームや市民団体などから参加を募る。
札幌市内で開かれた記者会見で、実行委の久保勝史事務局長は「中止を想定したが、30年間積み上げてきた文化の継承が難しくなる危機感があった。何とか開催できる状況をつくりたい」と話した。
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