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宇部日報社

霜降山の温見古道が復活 有志が整備【宇部】

温見古道を歩く山根会長(霜降山で)

 宇部市の霜降山には幾つもの登山道がある。厚東吉見の温見地区に登山口がある「温見古道」は、植物が生い茂り近年は廃道となっていたが、同地区出身の伊藤信夫さん(69)ら、NPO法人霜降会(山根正弘会長)が整備し、持世寺からの登山道につながる徒歩約40分の山道を復活させた。

 温見古道は、1903(明治36)年に製作された地図に記載がある。伊藤さん自身も70年ごろまで同古道を通り、その先にある堤で遊んでいた。もう一度通れるようにして思い出の堤を知ってもらいたいと、昨年11月から整備作業を開始。かつての踏み跡を頼りに、その上を覆うシダなどを刈っていった。

 手探りでの作業のため道を外れてしまうこともあったが、同会メンバーの協力もあり、幅1・5メートルほどの道を開いた。急な傾斜は山中にあった大きな石を使って階段状にし、ロープを張るなど工夫。季節ごとの山の彩りを楽しめるように花木は残して、木製の案内板を7カ所に設置した。

 3日に行われた同会の月例会では、会員ら約50人が初めて古道を散策した。緩やかな勾配に「歩きやすい」と好評。「癒やしの湖」と名付けた思い出の堤からは本城と後城を一望でき、会員たちを喜ばせた。

 登山口付近に住む藤本和子さんも「登山者が増え、温見がにぎやかになってうれしい」と笑顔を見せる。

 山根会長(68)は「今はまだ土が軟らかいので、たくさん歩いて道をならしてほしい。新たなルートとして楽しんでもらえれば」と話した。

 近日中に市のホームページに新しい登山地図を掲載。今後は、秋や春の登山シーズン前に保全作業を実施する。

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