新型コロナウイルス感染拡大に伴い、ここ2年間は神事のみが行われた酒田市の中心市街地を華やかに彩る「酒田まつり」(5月19―21日)について市と酒田観光物産協会は6日、山車行列パレード、式台の儀といった行事、酒田青年会議所(JC)による立て山鉾(やま)の点灯、露店の出店など、規模こそ一部縮小するものの、3年ぶりに通常の態勢で実施する方針を発表した。関連する4団体協議会の会合で確認したもので、新型コロナ感染状況を踏まえ、今月下旬に開催予定の実行委員会最終会合で決定する。

関連4団体による協議会で3年ぶりに通常の態勢で行う方針を確認した酒田まつり。港都に「熱い日」が戻ってくる=2019年5月
市と酒田商工会議所、酒田観光物産協会、酒田JCの代表者による協議会を5日開き、実施するという方針を確認した。
現時点での確認方針・内容によると、今年のテーマは「創始413年 山王例大祭 酒田まつり―新生酒田まつり」。場所は佐藤伝兵エ薬局から酒田産業会館までの国道112号で、旧マリーン5清水屋前付近にステージを設ける。日和山公園へと続く道路沿いには例年より数は少ないものの、露店も並ぶ予定。
5月19日の「宵祭り」はステージでのパフォーマンス、酒田JCが企画している「提灯コンテスト」、酒田ばやしの一斉演奏、立て山鉾の点灯・展示など。翌20日の本祭り・山車行列パレードは、巡行コースをこれまでの半分ほどに短縮し開催する計画。新たに「時代行列」として酒井家庄内入部400年、河村瑞賢による西廻り航路開設350年など酒田、庄内地域の歴史にちなんだイベントの実施も検討している。
市交流観光課では「やってほしいという声が多く聞こえてくる。露店で販売する飲食物の持ち帰り、密集を避けるなど新型コロナ感染防止対策をしっかりと講じる」と話した。イベントの詳細、感染防止対策などは実行委最終会合で決める。
酒田まつりの前身・山王祭は、江戸時代初期の1609年に始まった上・下山王社(日枝神社)の例大祭。1976年に発生した酒田大火からの復興記念式と復興宣言が79年の「山王まつり」に合わせ行われ、この年から氏子の祭りから全市民の祭りにしようと「酒田まつり」と称するようになった。コロナ禍のため2020、21年は渡御行列、神宿(とや)の開設といった神事のみが行われた。

鳥海山にちなみ高さ22・36メートルの立て山鉾も“復活”する予定=2019年5月
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