浜風受けうま味凝縮 シシャモすだれ干し、秋の風物詩-むかわ

むかわ町の水産物販売店に並ぶシシャモのすだれ干し
むかわ町名物シシャモのすだれ干し。町内の水産物販売店の軒先に並び、優しい浜風に揺れる光景は秋の風物詩だ。
地元産にこだわる同町花園2の水産物販売、佐藤商店(佐藤孝社長)の軒先にもずらり。10匹ずつ串に刺してつるし、日と風を当ててうま味を凝縮させる。銀色の魚体が輝くすだれ干しの風景は、この季節ならではの観光資源だ。
今季の鵡川漁協のシシャモ漁は2日にスタート。1日に4トン近くを水揚げした日もある。「今秋は雄の魚体がいい。この時期、脂が乗っていておいしい」と佐藤社長。漁は中盤に差し掛かったあたりで、「昨年くらい獲れてもらいたい。まだまだ、これから」と期待を寄せる。
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