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長野日報社

諏訪大社御柱祭上社山出し ”特別な”清めの水掛け 長野県

宮川橋の上で行われた「御柱清めの水掛け」は地元4区が奉仕。本宮一之御柱と前宮一之御柱を雪解け水で清める様子を大勢の氏子が見守り、木やりやラッパ、「よいさ」の掛け声が響いた=2日午前10時37分、茅野市宮川(代表撮影)

 諏訪大社御柱祭上社山出しの見せ場の一つ「川越し」に代わり、長野県茅野市宮川の県道に架かる宮川橋周辺で行われた「御柱清めの水掛け」では、安国寺、中河原、宮川新井、高部の地元4区が御柱2本を載せたトレーラーをお出迎え。宮川から消防ポンプでくみ上げた雪解け水を各担当地区の大総代が約2分間放水し、御柱を丁寧に清めた。

 曳いてきた御柱を清めるために行う川越しをトレーラーでも何とかできないか模索し、計画。新型コロナウイルス感染防止のため、ラッパ隊を各柱10人、木やりは3、4人に制限した。

 橋の上には「御小屋の大木宮川の水で清めて里曳きを待つ」と記した横断幕を掲げ、各区の木やりやラッパ隊が駆け付けて声と演奏で活気付けた。周辺では花火も上がった。沿道には水掛けの瞬間をひと目見ようと、カメラやスマートフォンを持った人が押し寄せた。

 本宮一、前宮一の柱を載せたトレーラーは午前10時35分ごろに到着。冷たい水が勢い良く放たれ、大総代がホースの先を持って隅々まで入念に清めた。関係者や見物客はラッパ隊の演奏に合わせて、ため込んだエネルギーを一気に放出するように「よいさ、よいさ」と掛け声を出しながら見守り、無事に御柱が清められると拍手が沸き起こった。

 すべての柱を見送った安国寺区在住の小海昌訓大総代(74)は「これまでとは違った形にはなったが、皆さん喜んでくれた。里曳きに向けて弾みをつけることができたのでは」と晴れやかな笑顔。安国寺祭典委員会の小池源二委員長(68)は「どうしても宮川の清流で御柱を清めたかった。少し でも良いお出迎えができて良かった」とすがすがしかった。

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