樹齢200年以上のヒノキを剪定 台風に備え
ドミニク・シュミッツさんが剪定作業をした観音堂のヒノキ(和歌山県上富田町市ノ瀬で)
和歌山県上富田町市ノ瀬の下ノ岡地区にある観音堂で、ドイツ出身の造園業ドミニク・シュミッツさん(43)=上富田町市ノ瀬=が、樹齢200年以上とみられるヒノキの枝を剪定(せんてい)した。台風に備えて地域住民が依頼した作業で、ドミニクさんは二十数メートルの大木に登り、枝を切っていった。
観音堂は普段、地域住民10人ほどでつくる「下ノ岡観音講」が管理をしている。高齢化に伴い大木の手入れが難しくなっていたことから、台風で枝が飛ばされたり、木が倒れたりしないよう、地元のドミニクさんに剪定作業を依頼した。
ドミニクさんは地元の小学校や町の公共施設などでも作業を請け負っており、今回も地域のためにもなると快諾。10日ほどかけて、観音堂のヒノキやカシ、モチノキの枝の剪定を進めた。
ドミニクさんは「安全面と木を大切にしたいという地域の皆さんの思いを大切にして、木が枯れないようできるだけ枝を減らした。今後は成長を見守り、段階的に作業を進めて高さも減らしていきたい」と話した。
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