
「なつぞらのふる里」の施設内を見学する報道陣ら
15日のグランドオープンを目前に控えた新しい「道の駅おとふけ」(愛称・なつぞらのふる里)が2日、報道陣や関係者に先行公開された。
なつぞらのふる里は、道東自動車道の音更帯広インターチェンジ南側に近く、国道241号北バイパス沿いの柳月スイートピア・ガーデン東側に隣接する。
敷地面積約8ヘクタール(国整備エリア、公園整備含む)のうち、道の駅本体を中心に町が約7.4ヘクタールを整備。総事業費は約20億円(今年度分の公園整備含む)。併せて町は字名を変更し、新道の駅一帯の住所を音更町なつぞら1~5番地に改めた。
道の駅本体は、木造一部鉄骨平屋建て1960平方メートル。九つの飲食店が出店し、フードコートは約260席。一角には、音更町と縁の深い日本を代表する作曲家、伊福部昭を紹介するコーナーがあり、テーマ曲を手掛けたことにちなんでゴジラの巨大フィギュアやピアノなどを展示。
この他、農畜産物などを販売する「なつぞら市場」、キッズコーナー、24時間利用できるトイレなどを設置。屋外には電気自動車急速充電器、駐車場(約280台分)もある。
道の駅本体西側は「なつぞらエリア」で、NHK連続テレビ小説「なつぞら」(2019年4月1日~同年9月28日放送)に登場した菓子舗「雪月」や柴田家牛舎などのセットを再現。
同北側は「なつぞら公園」とし、芝生広場や都市間高速バスの乗降場、大型駐車場(約290台分)を設けた。小野信次町長は「十勝は食の宝庫。食の聖地として年間70万人の来場者を見込む」と話す。
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