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長野日報社

淡い色合いのピンクの果肉「いなほのか」

果肉のピンクの色合いが美しく、生食に適しているリンゴ「いなほのか」

 信州大学農学部の伴野潔教授(62)=果樹園芸学=は13日、赤果肉リンゴの新品種「いなほのか」を開発した、と発表した。赤果肉の課題とされる酸味の強さを和らげ、生食に適しているのが特長。品種登録を申請していて、来春にも認められる見通しだという。

 伴野教授が開発した赤果肉リンゴは5品種目になる。これまでの4品種は、やや酸味が強く、生食もできるが加工品向けだった。「いなほのか」のリンゴ酸含有量は0・5%ほどで、ほかの4品種に比べ33~70%に抑えられた。「酸性が弱いと、赤色の元になるアントシアニンが分解され、果肉に着色しにくくなる」との課題が解消された。

 「レッドゴールド」に、「ピンクパール」を交配させて育種したもので、1999年に研究に着手。農学部のほ場や大町市内の農園で、約70系統から選抜した良質な苗木を試験栽培し、特性調査を進めてきた。来年度からは、上伊那2農園での栽培が決まっているという。

 中生種で、果肉のピンクの淡い色合いと産地から「いなほのか」と命名。糖度は13~14度。同日に農学部であった試食会で、リンゴ農家の米本真之さん(36)=伊那市西箕輪=は「食べやすい。栽培環境は適していると思うので、ぜひ栽培に携わっていきたい」と話した。伴野教授は「シードルなどの加工品にも利用してもらい、農業をはじめとする産業の活性化に貢献できれば」と願っていた。

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